【 おそ松さん 】チョロ松の奴、恋したらしーよ。【 チョロ松 】

11. 誘った理由は、 ページ12

結局あの日

Aさんは来なかった。








まぁ、そりゃあっちにも用事というものがあるだろうし









てかそもそも、毎日会ってる方がおかしいんだよね



付き合ってもない、てか
そもそも友達なのかも分からない子と毎日会うって







普通はない









別に、会いたかったとか、会えなくて寂しかったとか

そんなこと思ってるわけじゃないし。









結局兄弟もみんな帰ってくるの遅かったから1人でのびのびとラノベ全巻読めたし!!









うんうん、なんて
勝手に1人で納得してる僕は、






朝から来ていたハロワから出る








｢ はーぁ、なーんかどれもしっくり来ないんだよねえ
仕事が無いんじゃなくて、僕に合った仕事がないというか… ｣









また何の成果も得られなかったハロワを見上げてブツブツと呟いていれば








『 あ!
チョロ松くん!! 』








もう、振り返らなくても分かる




Aさんの声が、後ろから聞こえた









｢ …ほんと僕の行く先々に現れるよね
なんなのストーカーなの?? ｣


『 え、やだなあ、ストーカーなんて失礼な!
あ、でもチョロ松くんがいいなら喜んでストーカーにでもなりますよ!! 』


｢ なんにもよくねぇよ!! ｣








たまたまチョロ松くんがいたから声掛けたんですよ〜

なんて、ちょっと嬉しそうに笑いながら言うAさんに、




なんでか少し、安心する僕









『 バイト先、この近くなんです 』


｢ あ、そうなんだ ｣






バイト帰りなんだろう、

バイト先の制服っぽいものが少しはみ出しているカバンを手に持つAさんを見てそう思う








｢ ねぇ、今日これから用事ある? ｣


『 え、なんでですか?
特に何もないですよ 』


｢ ふーん ｣









何を思ったのか僕は。








｢ じゃ、これから僕ん家、来る? ｣


『 ……………へ? 』









自分でも理解が追いつかないうちに、
僕の口から出た言葉

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自分でも分からない。

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