私、トリップしたら神様の孫だった【おそ松さん】 (ページ5)

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第０３松次男との出逢いページ5

Aside

ーー皆さん、皆さん!!次男です!!中村さんボイスの、イタい次男です!!あのお声は素敵なのに。どうしてあぁなのかな。でも好きだ。←

A「カラ松だー♪声掛けたい。けど、どうしよう、勇気が…」

革ジャンにスパンコールのパンツ。サングラス。うん、掛け辛い。おそ松兄さんどうしたって??案内して貰った後、用事に行って貰ったよ。多分、競馬かパチンコだろうと踏んでる。連絡先は、交換したよ、ちゃんとね。ぬかりありませんから。

A「なんて声を掛ければ良いのかわかんない。帰っちゃうといけないし、思いきって、声掛けてみよう!!」

橋の真ん中に居る彼に声を掛けようとする。周りの人は私の行動に驚いた顔をしている。

(((その男が、もしかして彼氏か!?!?)))

A「おそ松さん??さっき別れたばかりですけど、偶然ですね」

カラ松「ん??ーー美しい…」

美しい??なにが??ーーあぁ、周りの女の子がかな??

(((いやいや、貴女/君がだよ!?!?)))

A「あれ、えっと…人違いでしたか??」

知ってるけど、一応言っておかないとね。

カラ松「おそ松は俺の兄だ。俺は弟のカラ松だ。goddess、名前を教えてくれるか??」

女神??私が??ないない。

A「松咲 Aです、カラ松さん」

カラ松「さん付けじゃなく、呼び捨てかくん付けで良い。勿論、ため口でな」

マジか。おそ松兄さんにもさん付けなんだけどな。…よし、トト子ちゃんみたいにくん付けにしてみよう。

A「じゃあ宜しくね、カラ松くん」

髪を耳に掛けながら言うと、周りが騒がしくなった。

(((なんなんだよ、可愛すぎか!!)))

A「座って話さない??あっ、それともなにかしてた??ゴメンね、気付かなくて…」

カラ松「気にしなくて良い。俺はきっと、goddessに会う為に此処に居たんだ。君の行く所、何処へでも付いて行こう」

あっ、来てくれるんだ。良かった。近くの公園に行き、ベンチに座る。めっちゃ、見られてるよ。カラ松くんが。←

(((美女と座りやがって…っ!!!!)))

カラ松「(…なんだ、悪寒がする…)」

A「あっ、なにか飲む??私買ってくるけど」

カラ松「あっいや、俺が買ってこよう。Aの分もな。Aはなにが良い??」

A「ありがとう。私、カフェオレが良いな。これ、私の分」

そう言うと、奢ると言われお金は受け取って貰えなかった。カラ松くんが戻ってくるのを、ベンチに背を預けて待つ。珈琲を持って、慌てて戻ってきた。ふふっ、良い人なんだけどね…。