まふまふの幼馴染のTwitter

＊ ページ32

｢よし、でここにさっきの鍋で混ぜたやつを入れればいいの？｣

｢そうそう
で、入れ終わったら箸とかフォーク使って好きに模様を描きます｣

｢え、楽しそう！｣

｢まふが好きそうな工程だから楽しいと思うよ｣

型に鍋の中身を全部移し終えた真冬は楽しそうにフォークを使って模様を描き始めた

｢A、出来たよ！｣

｢よし、じゃあ1時間くらい冷蔵庫で冷やして固まるのを待とう｣

｢はーい｣

大体の作業が終わって琥珀糖が固まるまでの1時間はTwitter用に自撮りをしてその後にゲームをして時間を潰した

ゲームは2人して3D酔いするから、酔わないタイプのゲームね

｢ん、まふそろそろ時間｣

｢あ、ほんとだ
綺麗に出来てるかな？｣

｢私も琥珀糖作るのは初めてだからなんとも言えないけど……

手順通りに無駄なことせずやったから多分大丈夫だよ｣

綺麗に出来ているかちょっと不安になりながらも、冷蔵庫で冷やしているバットを取り出す

｢おっ？
まふ見て見てめっちゃ綺麗に出来てる……｣

｢え、すごいすごい！
キラキラしてる！｣

不安はどうやら杞憂だったようで、綺麗に出来たようだった

｢よし、じゃあこれ千切っちゃおう
包丁で切って形揃えるのもあり｣

｢千切るのはめんどくさいから包丁で切る！｣

そう言って琥珀糖を切り始めるまふ

四角と三角、2種類の形が次々に出来上がっていく

｢切ったらこっちクッキングシート敷いたからその上に少し隙間を開けて並べて置いて｣

｢わかった！｣

｢で、これを1週間くらい風通しのいい場所で時々ひっくり返しながら乾燥させれば完成なんだけど……

別にこのまま食べても美味しいらしいからこのまま食べちゃおうか｣

乾燥させてない琥珀糖も十分美味しいと聞いたことがあるのでそう提案してみる

｢じゃあ、半分は今から食べて残りの半分は乾燥させよう！｣

｢そうしようか
どっちの家で乾燥させる？｣

｢A｣

｢やっぱりね
じゃあ、これで一応完成
Twitter用に写真撮ろう｣

｢琥珀糖の上でピースしようよ｣

｢じゃあ撮るよ？｣

“はいチーズ”って言いながら写真を撮る

｢あ、ねえA｣

｢どした？｣

｢夜は焼肉に行こう！｣

｢唐突だね
別にいいけど｣

｢今日1日付き合ってくれたお礼に僕のおごり｣

｢じゃあ叙々苑行こ！｣

｢えっ？｣

｢嘘だよ｣

｢ねぇ！｣

｢ほらTwitter更新するよ｣

久し振りに2人だけで1日過ごせてよかった

｢まふ｣

｢なぁに？｣

｢また2人で遊ぼうね｣

｢もちろん！｣

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