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「____っていうことで、」


なるほど。意味が分からない。

悟を?惚れさせる???

目の前の少女は一体、何を言っているんだろうか。


「?聞いてる??夏油くん」


大きな瞳で不思議そうにこちらを見やる小町さん。


「あ、ああ。すまない、ちょっと驚いてね」


「ははっ。硝子ちゃんに言った時も、今の夏油くんみたいな顔してたよ」


そう言って笑う彼女は、とても純粋でどこか儚い笑みを浮かべた。


「__Aって呼んでもいいかい?」


「!_うん、もちろんっ!」


ほんのりと頬を赤らめ、照れるように笑う彼女。

名前呼びに照れたのだろうか。かわいい、素直にそう見惚れてしまった。


ん?でも待て..


「何でぶりっ子なんかしてたんだい?」


「?」


一瞬不思議そうな顔をした後、


「それ、硝子ちゃんにも言われたんだけど..やっぱりどこか変?」


変、とかではない。そういう問題ではないのだ。


「むしろ__..」


それはやらない方がいいよ、そう言おうとした。

が、なぜかこの素のAを悟に見せてしまえば、なんだか悟に取られてしまうような気がして口をつぐんだ。


「いや。なんでもないよ、頑張ってね」


どうか、上手くいかないように。




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おさとう(プロフ) - rimuさん» 嬉しいコメントありがとうございます(^-^) (2021年11月6日 8時) (レス) id: bf2ce2a2ad (このIDを非表示/違反報告)
rimu - とても面白い作品ですネ!! (2021年10月27日 23時) (レス) @page15 id: 8604b433e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさとう | 作成日時:2021年2月10日 20時

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