オサナナブルー【宮地清志】

幼馴染01 ページ1

宮地said



「Aー、帰んぞー」

『待って! まだ夕陽落ちてないもん‼︎』


呆れて語尾を伸ばす俺
頬を膨らませて拗ねてるA

俺の幼馴染、三吉Aは
学校で聞いてきた“噂 ”を鵜呑みにして
毎日の様に俺の腕を引っ張りここに来る


「…ったく、明日奢れよ。奢らねぇと轢く」

『えぇー? しょうがないなぁ〜』




ここに来始めて、一週間経った


噂によれば51日間、此処の丘で陽が落ちるのを見続けたら恋が叶う。とAから聞いた


噂なんかを信じ語ってるAの姿を見て、
馬鹿かと呆れた自分と、相手は誰かと
相手はに嫉妬した自分がいた

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