愛寵噺参【東京卍リベンジャーズ】 (ページ47)

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「ちょっとゴム買ってくるわ」

彼は思い出したかのように言った

「ん？ヘアゴムのこと？」

彼女は何か分からず勝手にアクセサリーだと思っていた

「違ェよ。コン＿＿＿」

涼しい顔で彼はさらっと言った

「家になかったろ。だから箱買いする」

「い、今じゃなきゃダメ…？」

状況を把握した彼女は今必要か聞いた

「おう。今逃したら忘れる。今日も使う予定だから必要」

流れで彼は遠回しに夜の誘いを持ちかけた

「……わかった。買って来ていいよ…」

察した彼女は色々と覚悟を決めた

「なんならAも一緒に選ぶか？」

彼は素で天然発言をした

「わ、私は…ソレに関しては……わからないからいいよ」

ほんのり頬を赤く染めながら彼女は小声で言った

「そっか。ってかA…さっきから顔真っ赤だぞ」

彼女の心情が分かっていながら彼はからかうように指摘した

「もう…！青宗が昼間から変なこと言うから！」

少しムキになって彼女は半分涙目で告げた

「悪かったって。そう怒んなよ」

軽く謝罪をして彼女の頭を優しく撫でた

「別に…怒ってないよ。ただ、恥ずかしいの……」

彼女は彼の口から出たワードで夜の妄想を膨らませていた

「恥ずかしがってるAかわいい」

彼女にだけ聞こえるように耳元で囁くように告げた

「今日の夜。いっぱい可愛がってやるから」

無自覚で天然な彼はたまにSになることがあった

「あいかわらず…天然たらしだわ…」

彼のギャップに弱い彼女はお手上げ状態だった