愛寵噺参【東京卍リベンジャーズ】 (ページ23)

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「A｡試着はどんな感じ？」

付近にいる彼は試着室のドア越しに彼女に声をかけた

「着てみないとイメージがわからないから…試着って大事だね」

自分の思っているものと違う場合もあるので試着することは大事だった

「確かにな。あっ。そうだ」

彼女の話を聞きながら彼は思い出したかのように口を開いた

「さっきオレが選んだベビードール試着してよ」

彼女が試着室に入る前に彼は興味本位でベビードールを渡した

「Aが着てるとこみたい」

彼女のベビードール姿を想像した彼はかなり期待していた

「…っ……恥ずかしいけど…いいよ…」

少し抵抗があったが彼女自身も興味があったので嫌とは言わなかった

彼に言われて数分後に彼女はすぐに着替えた

「修二。…っ…着て、みたよ……」

顔を俯かせながら彼女は控えめに試着室のドアを開けた

「あー……。コレは想像以上だわ」

彼女の下着姿を上から下までガン見した後に真顔で告げた

「よく見えねェからオレも中に入るわ」

そう言って彼は適当に理由をつけて周りの目を盗んで試着室の中に入った

「まじまじ見るとすげーえろいな」

試着室のカギを閉めてカーテンを全開にした彼は彼女の下着姿を間近で見た

「…っ…恥ずかしいよ……」

羞恥心に駆られた彼女は全身がほんのり赤くなっていた

「………けっこうクるわ」

頑張って耐えてはいるが限界は近かった

彼女を壁際に追いやった彼は壁ドンをしながらそのまま鎖骨に顔を埋めた

「んッ…汚れちゃう、よ……」

自分の鎖骨に彼の息がかかり彼女は少し変な気分になった

「そうだな。じゃあ一応念の為脱いで」

もし万が一客側が汚した場合は買い取れば済む話で終わった

「襲わねェからキスマだけつけさせて」

口ではそう言うが矛盾していて軽く襲っているようなものだった

彼は試着室という緊迫した中で今の状況を楽しんでいた