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バニーガール【佐野万次郎】 ページ34

1月3日





正月三が日の最終日





「A。あけましておめでとう。



去年と変わらず今年もよろしくな」





「うん。こちらこそ今年も何卒よろしくね」





2人は毎年恒例の新年の挨拶を交わして新しい年を迎えた





「簡易ニートの準備は万端だよ」





初詣などは行かずに家に引きこもる予定だ





極度の寒がりな彼女はなるべく外出を控えたい様子だった





「大晦日の昨日はお掃除大変だったから



今日はお家でゆっくりまったりしようね」





三が日くらいは自宅で大切な人との時間を優先したいので主に家で過ごす予定だった





「初詣って絶対人多いからな。また別の機会に2人で行こう」





裏社会の住人である彼は昼間に外を出歩く事は自ら控えていた





「昨日は捨てる物より圧倒的に売る物の方が多かったな」





昨日の大掃除は主に断捨離と売却が目的で見極めながら仕分けた





「少しでもお金に替えれるんだったら替えたいからね」





今の現代では物1つを捨てるにしろ金がかかる時代だった





分別不可能な物などは引き取ってもらう程でいた





「吟味したらアウトレットで売れそうな物がちらほらあったね」





ゲーム機やブランド物は高値で買い取ってもらえそうだった





「おう。もうゲームとか全然やってねェもんな」





以前購入した機材と専用ソフトはそれなりに売る価値はあった





「今日はどうやって過ごそうかな…」





三が日最終日の今日は具体的にどう過ごすかは決めていなかった





「まったりゆっくりもいいけど、そろそろ動いた方がいいかな…」





長期休みは不規則な生活になりがちだった





「じゃあ運動でもするか」





彼は意味深な意味を含めて彼女に提案した





そして付近にあった紙袋からコスプレの衣装を取り出した





「A。バニーガールコスして」





彼は兎年に因んでバニーガールの衣装を用意していた





「うさぎ年はAの年でもあるし」





そう言って彼女にコスプレ衣装を渡した





「なんかマイキー…張り切ってるね」





素直に受け取った彼女は用意周到な彼を不思議に思った





「私にコスプレさせるの楽しみにしてたの?」





彼女は自身も好んでコスプレをするくらいだった





「おう」





近頃の彼は彼女の趣味に少し興味を持ち始めていた

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年11月13日 21時

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