闇夜に咲く一輪の花６【梵天】

離脱者 ページ2

深夜26時＿＿





真夜中の2時





梵天の拠点付近で一人の男は外に出て辺りを見回していた





「梵天の弱みは握ったぜ」





男は内心ガッツポーズを決めていた





公益保護を目的として外部の監督機関に、情報を受け流す事を図ろうとしていた





「後はこれをサツに説明して…」





暴力団の離脱者が内部告発をしようと試みていた





「別組織の異端者を発見しました」





一連の流れを目撃していた三途の部下はすぐさま上司に連絡を取った





部下からの連絡で三途はすぐに現場に駆けつけた





鶴蝶「回し者のアウトサイダーか？」





梵天のNo.2は珍しくNo.3も連れて来ていた





三途春千夜「あ？内部告発なんかさせるかよ」





警察に梵天の情報を渡すわけにはいかないので、三途は賢明な判断を取っていた





三途春千夜「今ここで殺してやんよ」





部下が繋縛(けいばく)した回し者を蔑んだ目で見ていた





三途春千夜「殺る前に話ぐらいは聞いておいてやるよォ」





回し者の情報を探ろうと試みていた





三途春千夜「小遣い稼ぎで入ったスパイはお前か？」





部下に経緯を調べさせた三途は本人に聞いていた





鶴蝶「誰に雇われたか言えよ」





圧をかけて言っていた





「そ、それは…その……」





話を聞けば有名な指定暴力団であった





鶴蝶「半グレ連中かよ」





「お願いします！見逃してください！！」





回し者は必死に嘆願していた

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