貴方が…大好きなんだ… Second【名前変換オリジナル】

28.歩けない(私Side) ページ3

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え……ええええっ///
なに…やだ!


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そう思ってたら
徐々に桜田が離れていった。


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至近距離で
目が合う。


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直樹「……//」


「…え………//」


直樹「………」


「……………」


直樹「……ごめん…っ」


「………なんで……」


直樹「……行こう」


「…………」


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私を残して
先を歩いていってしまう桜田…


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本当……なんだったの？
も…嫌だ//


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途端に足の力が抜けて
その場から動けなくなった。

思わず俯く。


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10分くらいたったかな……


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どうしよう…歩けない…
…修学旅行……


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直樹「…ごめん…大丈夫？」


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桜田の声がして
顔を上げる。


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「…桜田……」


直樹「本当ごめん!」


「…桜田…歩けないっ…」


直樹「…まじで……じゃあ…」


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そういって
桜田は屈んだ。


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直樹「乗って？」


「……重いよ？」


直樹「いいから」


「…ん」


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ゆっくり桜田の背中に乗る。


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直樹「大丈夫？」


「うん…」


直樹「じゃあ…走るね…」


「え？」


直樹「時間が……(笑)」


「あ!ごめん!」


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そい言った途端
桜田は走りだした。


桜田が温かくて
優しくて……
思わず涙が出た。


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