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四十六 ページ9

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何時もの道を歩いて探偵社へ向かっていると、遠くから鎧の擦れる音が聞こえてきた。音の正体を探ろうと辺りを見回し、すぐに見つける。


「歴史修正主義者……」


幸いなことに人気のない場所へ向かっているようで、こっそり後をつけていくと無人のビルへ入っていくのを目撃した。


「脇差一体……。今剣、行けますか?」


室内戦を得意とする短刀の今剣なら朝飯前のはず。元気な返事と共に本体を構えて中へ入っていく様子を見届けた。


「……本当に徘徊しているんだな」


「あれじゃあ誰かが死んでもおかしくないですよね」


歴史修正主義者は此処に来て何を改変しようとしているのだろう。ヨコハマに世界を変えるほどの人物がいるとは思えない。


「……今剣、まだですかね」


敵を見失ってしまったのかもしれない。せめて窓から中が見えないだろうかと目を凝らしていると、突如四階の窓ガラスが割れ、今剣が降ってきた。


「今剣……!?」


岩融さんが落ちてきた今剣を受け止める。重傷ではなさそうだが左腕から血が流れていた。


「今剣! 一体何があったんですか!?」


「け……びいし、が……」


「検非違使?」


続いて壁が破壊される音が響く。此方を殺さんばかりの殺気に思わず顔を引きつらせ、殺気の主の方へと目を動かした。


「うそでしょう……?」


見たことのない編成だった。検非違使が六体。しかし全員……槍だ。

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織川(プロフ) - カティさん» ありがとうございます!こちらでもよろしくお願いします! (2018年3月27日 12時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
カティ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2018年3月25日 18時) (レス) id: 0319e8dbc2 (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - ななこさん» ありがとうございます!更新がんばりますね……! (2018年3月22日 20時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続編おめでとうございます!新着確認したら見つけたのですぐに飛んできました!更新頑張ってください! (2018年3月22日 20時) (レス) id: d4cba68423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:織川 | 作成日時:2018年3月22日 20時

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