第10衝突 のし掛かる何か ページ10
お昼少し前だった。着替えて、昼食の買い物に行き、帰って来るとアパートの前に見覚えのある2人がいた。
「あ。」
「Aちゃん。」
「琉生と梓さん。」
2人を部屋に入れ、お茶と茶菓子を出す。梓さんは部屋を見渡していて、少し、恥ずかしい。
「あの、何かおかしなところでもありましたか?」
「え?ううん。女の子の部屋なんてほとんど入ったことなかったからこんな感じなのかなって。あ、でも、絵麻の部屋はゲームがたくさんあって、どうも椿の部屋に似ててね。」
「絵麻…さん?彼女さんですか?」
「え、あぁ。絵麻は新しい妹だよ。そしたら、椿、妹大好きだから。絵麻にべったりでさ?」
梓さんは、口を開けば椿さんの話ばかりだ。彼が兄の椿さんが大好きなのは元から知っていたがこれまでとは思っても見なかった。
「梓兄さん」
「あ。そうだ。その話をしに来たんじゃないんだよね…。」
「僕のこといつでも頼っていいからね。椿とかに何か言われたら僕がちゃんと叱るから。ううん。絶対に僕に言って。いいね?」
優しくは微笑む梓さんは私の頭を優しく撫でてくれた。その手は暖かくてホッとした。心が軽くなった感じだ。
「琉生や、風斗とかが来てるみたいだし、祈織とも連絡を取ってるみたいだし、弥はキミに凄く会いたがってるんだよ。」
梓たちが帰るのをベランダから見送ると胸に何かがのし掛かるのを感じる。もし、また何かが起きたら嫌だった。小さな弥くんに懐かれるのは嬉しいことだけど…。
もしものことがあったら…
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杏実(プロフ) - ♪clover♪さん» お返事遅くなってしまって申し訳ありません。とでも嬉しいお言葉ありがとうございます。私もすぐに書きたいと思っているのですが、私生活が思った以上に多忙のためなかなか書けずにいます。もう少々お待ちいただけると幸いですね。また、見に来てくださいね? (2015年11月23日 5時) (レス) id: 2650c1ea5f (このIDを非表示/違反報告)
♪clover♪ - 面白いです! 更新停止なのがもったいない!! 更新再開してほしいです!更新再開お願いします!!! (2015年11月21日 21時) (レス) id: b2a8be354e (このIDを非表示/違反報告)
杏実(プロフ) - ゆかりさん» ハッピーエンドかは未定ですがハッピーエンドだとあり来たりじゃないですか? (2014年8月7日 20時) (レス) id: 1b0fdfd028 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 主人公はハッピーエンド? (2014年8月6日 0時) (レス) id: 2cd17c08d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんどーなつ | 作者ホームページ:http://nanos.jp/xxxme0101/
作成日時:2014年8月4日 2時