戻った先での君 ページ7
リセットボタンを使うも今回は時間軸の移動が前回と違い時間を置かなかったからかあの乗り物酔いみたいなグラグラ感はない
確信はしてた
絶対に側に居るって
ゆっくりと眼を開けるとチョロ松が愛しげに見つめていて…俺はゆったりと微笑む
チョロ松は赤くなり慌てながら早口で何か喋りながら離れようとしたがそうはさせない
思い切り引き寄せ抱き締める
なんか抵抗しているが構わない
……だってもうチョロ松分が足りない
あの冷たくなっていったコイツと違い生きていて温もりや匂いを感じてほっとすると同時に離したくないという感情に呑まれ口付ける
まだ足りない
貪る様なキスを繰り返しチョロ松も潤んだ瞳で更に俺を煽る
もっと―――と続けているといきなりの咳払いが聞こえチラリと見る
げっ…俺やらかした?
赤くなりながらも咳払いし『周りを見ろ』とカラ松が眼で訴える
――確かにな
現在二階子供部屋で俺ら全員いて
そんな中二人が熱烈なキスをしていたら…
ははっ俺でも止めるよな?
他を見ると
トド松はトッティ顔でイラつきながらスマホを弄り一松は赤くなりながら体操座りのまま顔を埋めて……いや、十四松?お前は何故にそんな真面目な顔でガン見してんの?
若干それに気を取られて素面になっていたら腕の中のチョロ松が震えていてどうしたのかと聞く前にいきなりどつかれ
そのまま走り去って行った
「ひっでぇな…チョロ松の奴」
「だが悪いのはおそ松だろ?チョロ松はただでさえ恥ずかしがり屋だというのに」
カラ松からの説教は聞き流しながら笑う
チョロ松だけ居なくて五人が揃うのはなかなか無いこと。だからこの好機に話をしよう
「チョロちゃんがいないのは好都合…お前らにさぁ、頼みがあんだけど」
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抹茶 - 続きは無いのですか?とってもこのストーリー好きなので… (2020年11月5日 22時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:常磐 | 作成日時:2018年1月20日 2時