帰らないアイツと呼び出し?と ページ19
【おそ松side】
「………」
帰ってこないチョロ松に電話をするもとらない上にLINEの既読すら付かない状況にかなりイライラしながら画面を睨み付ける
「……おそ松兄さん寝ないの?」
「にゃー友の所に泊まるって来てたから起きてても無駄じゃない?」
それは知ってる
口々にそう言いながら寝るように促す他の弟達には悪いとは思う。俺のとこにもちゃんと報告あったしさ?だけど不自然過ぎんだよ…早い時間からスルーされてるしさぁ…
ーーなんだよ…この不快感
気のせいかもしれない
だけど何度かのリセットを繰り返した中にチョロ松が外泊した記憶は全くない
僅かなそのズレが決定的な致命傷になるかもしれないなんて焦燥感、あらかさまな違いに焦る
早いうちにチョロ松とどうにかしなきゃいけないようなそんな気がーー
なのに、いきなり俺を睡魔が襲う
「は?いや、待っ…」
抗うも勝てずに意識を手放す
「あれー?おそ松兄さん?」
「……寝ちゃったみたい」
「はぁ?心配してるこっちがバカみたい」
「仕方ない、ブラザーは俺が運ぼう」
いや、寝てないよ!?
だけど瞼は重く開かなくて…そのまま俺はカラ松
に布団に運ばれたようだ
そのまま俺は本格的に眠りの淵へ……
ーーー
『よぉ!起きたぁ?』
能天気な声にイラっとしつつ睨むと
『おっかねぇなぁ』
なんて肩を竦める悪魔にイラつきを隠さずに低い声で「何の用?」と問いかける
すると若干表情を曇らせ近くに居る女神様に触れようとしてーー
バチッ
は!?どういう事?
『あんね?ぶっちゃけ俺らはお前達に自分を重ね過ぎちゃって半分リンクしてる状態なんだよね?それは前回説明した経緯も関係してる』
「……だからなんだよ?」
『だからお前、またはチョロ松に危害や問題が出てきたら俺らにも影響が出る訳』
半分も理解出来ず?マークが出てたのか女神様が続きを話し出す
『今…貴方の想い人は側に居ませんよね?』
「そう、だけどそれが…」
『実は私達が触れられない障害がでてるということは何か干渉があったということ』
「!?」
『昨日俺がもっと早く気付いてたら良かったんだけどさぁ…お前にも』
俺の側によりスンと匂いを嗅いだ後
嫌そうに『魔界の匂いするし』と呟く
なんで?ただ俺らはやり直しを繰り返しただけで他の魔界やらなんかなんて関係してないし、コイツら以外は遭遇してないし!それは言わなくてもわかってるだろう悪魔はすまなそうに話を続ける
『干渉受けてるのは多分…チョロ松だよ』
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抹茶 - 続きは無いのですか?とってもこのストーリー好きなので… (2020年11月5日 22時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:常磐 | 作成日時:2018年1月20日 2時