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目覚めると ページ17

【チョロ松side】

「……んんっ」
「あ、目覚めたかい?」
「えっ!?」

なんとなく体もダルくて軽く頭痛もあり、なんだかスッキリしない感覚の目覚めと知らぬ声に思わず驚く

「ん?どうしたんだい?」
「……あ、いえ…すみません」

そっか…僕寝ちゃってたんだ

ゆっくり起き上がると東郷さんが僕に水を差し出してくれた

「頭痛かったの治った?」

…そう言えばDVD取りに行くときにそう言ったんだっけ?今頃本当に痛むなんて

「大丈夫です。でも…なんか来ていきなり寝ちゃってすみません、DVD…」
「あ、大丈夫だよ?勝手にで悪いけど君が休んでいる間に視てたから」
「いや、構わ…って…今何時!?」
「もう8時過ぎだね」
「マジか」

ヤバい

スマホを見るとかなり着信がある

帰ったらアイツ煩いだろうなとついついため息を吐く

「ゴメン…起こせば良かったね?」
「いや、東郷さんのせいじゃないし」
「送ろうか?」
「女の子じゃないし大丈夫です」
「そう?じゃまた今度は一緒に」
「はい」

にこやかに挨拶し出ようとしたとき

「……また兄弟の事やなんかで嫌な思いしたら頼って良いからね?」
「……………は、い」

ーーーなんだろう

心配されているのに怖いなんて

なのに従わなきゃいけない気になって
頭がボンヤリして…くる

「チョロ松君?」と声をかけられはっとする

その後はお礼を言いながら退出するまで混乱して何を話したかなんて覚えてなかった

いつもなら帰る前におそ松兄さんに連絡するし五月蝿いからお土産…なんて考えるのに

頭が痛かったしなんかボンヤリしてたからなのか?気付くと皆と子供部屋に居て

……何時帰ってきたっけ?

なんて首を傾げているといきなり十四松がにぱっと笑いながら布団へダイブしてくる

「こら!十四松埃舞うから止めろ」
「わぁい!いつものチョロ松兄さんだ」
「……なにソレ?」
「なんでもないっす!」

「へんなヤツだなぁ」と言いながらわしゃわしゃ頭を撫でると嬉しそうに、にぱっと笑い…はぁ弟が可愛すぎる

そんな中、おそ松兄さんが「俺も構ってぇ」と抱きついて布団に倒される「止めろ」というも更にしがみつかれ

顔が赤くなるのを誤魔化しつつ睨んだのに…それすらも嬉しそうにする兄さんに体の力が抜ける

なんとなく頭が痛いのも軽くなったような?
結局僕はその温かさに包まれる様に眠った

ーーハズなのに

眼が覚めるとそこは皆と眠った子供部屋ではなく、かといって居間でもなく

何故か東郷さんの家だった

不信感?→←計画



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設定タグ:おそチョロ , BL松 , おそ松さん   
作品ジャンル:アニメ
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抹茶 - 続きは無いのですか?とってもこのストーリー好きなので… (2020年11月5日 22時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:常磐 | 作成日時:2018年1月20日 2時

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