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二人は布団に入って寝るけど、私は布団に入らない。二人が寝るのを布団の横から見る。
さ「おねーちゃんは一緒に寝ないの?」
『うん。お姉ちゃんまだやること残ってるし、お風呂も入ってないからね』
さ「ふーん」
さなは、夜でもなかなか寝ないからちょっと困ってる。ゆうたは結構すんなり寝てくれるから楽なのにな。
なんて思っていると、さながうとうとしだした。そして、そのまま眠りについた。
今の時間は8時。ある人が帰ってくる時間は10時。
帰ってくる前に二人の連絡帳みたいのに、明日は部活があるからってお迎えの時間をいつもより遅くしてもらう。
部屋がなんか臭いなって思ったから、ちょっと空気交換をしようと窓を開けると、冷たい風がヒューと入ってきた。
『さむっ』
すぐに窓を閉めると、そこにはある人がいた。
?「何してるの?」
『秀一?』
明「普段窓なんか開けないじゃん。だからどうしたのかなって」
『あー、この部屋すごいタバコの臭いがしてさ。臭かったから空気交換してた』
明「お前、それって…」
『うん。そう…』
父親にお金を盗まれた。幸いなことに今日はお金を盗んでいっただけですんだ。いつもは私たちが帰ってくるまで居るから。
さっき確認しなかったから、被害額を数える。
『うそ…5万もとられた』
明「嘘だろ…」
5万もとられたら、もうすごく生活費に困る。子供二人と秀一と私のぶん。
最近は秀一、バイト先で値引きされているものを買って食べてるから、一人分は養えるけど、ゆうたがもう少ししたら今の量より多く食べそうだから、どうしようかと考えている。
『どうしよう。私もそろそろバイト行かなきゃ』
明「明日は?」
『部活ある…』
明「じゃあまた俺が行くよ」
『ありがとう』
秀一と少し話して、保育園の支度も終わらせて、いつもの恒例の時間になった。
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名無し35453号(プロフ) - 続きが気になります (2020年1月12日 9時) (レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)
道畑 優貴 - 名無し35453号さん» ありがとうございます! (2019年12月20日 21時) (レス) id: 6407f9c049 (このIDを非表示/違反報告)
名無し35453号(プロフ) - 更新楽しみにしています (2019年12月20日 19時) (レス) id: 7cae96bf4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:道畑 優貴 | 作成日時:2019年10月25日 23時