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目が覚めたら、消毒液の匂いがした。あ、戻ったんだと気づくのと同時に泣きそうになった。
「ジョングガ？」
「えっ、……グガ！グガ！！」
「わかる！？記憶、ある！？」
「な、ナースコール押して早く！！」
ジニヒョンとジミニヒョンとテヒョンイヒョンの声。バタバタとお医者さんや看護士さんが来て、簡単な診察をしたあとまた4人だけになった。
「俺、どれくらいこんなでしたか……？」
「もうすぐで一か月ってとこだったよ」
「マジでずっと目開かないんじゃないかって怖かったんだからな！」
「そうそう。見てよこのジミナの泣きまくって細っそい目」
「元からじゃないすか」
「あー！！こらジョングガお前はヒョンに向かってぇ！！」
けらけらといつものように笑い合う。そう、いつものように。
――――JK！おいで！
バッと脳裏に思い浮かんだ光景。丸い俺の手、低い視点、包み込んでくれる細い腕。
そうだ、俺、好きな人を――――
「グガ！大丈夫か？」
「っ、あー、大丈夫です」
「そ？ならいいけど」
くしゃくしゃと頭を撫でてくるジニヒョン。クオズヒョンは何かじゃれてる。
この光景はおなじみで、ずっと欲しがってたもの。だけど、俺にはまだ見たい光景がある。
「ヒョン、聞いて」
聞いてくれるかな、信じてくれるかな。俺が眠ってた間、どこにいたか、誰といたか。……恋をした話も。
「――――……マジ？」
「にわかには信じがたいなぁ」
話し終えると、ジニヒョンとジミニヒョンに渋い顔をされた。そりゃそうだよな、こんなおとぎ話みたいな話。
そう思っていたら、テヒョンイヒョンが口を開いた。
「愛が呪いを解いたんだよ、きっと」
「へ？」
「呪い……？」
「そう！」
わくわくした顔で瞳を輝かせているテヒョンイヒョン。この空間で一人だけ纏う空気感がおかしい。
ぽかんと口を開く俺たちを横目に彼は続けた。
「天使様が言ったんだ、事故に遭ったあとグガだけずっと寝てたのは呪いをかけられたからだって！」
「その呪いで、心が体から抜けて、ちっさくなってどこかへ飛ばされたって？」
「それがマジならいよいよおとぎ話だよ？そしたらグギは……どちらかというとお姫様か！」
窓拭きみたいな笑い声をあげるジニヒョンは通常運転だなと何か安心した。
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レオレ〇●〇(プロフ) - ゆめさん» 語彙力が消えちゃうほど面白かった…ってコト？！冗談ですすいません😂🙏発狂するほど最高の展開だったということですよね！ありがとうございます！！✨ (11月8日 19時) (
レス) id: fcfeecadee (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - うわぁァァァァ (11月6日 23時) (レス) @page22 id: 7567b9ecd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオレ〇●〇 | 作成日時：2023年10月27日 21時
