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カーテンの隙間から差し込む光は強い。布団の外もそれほど寒くはないだろう。


「じぇーけ……じゃないや、じょんぐー……」


隣にいるはずの体温を探す。しかしそこは既に冷え切っていた。
ヒヤリと背筋が凍る。勢いよく飛び上がってワンルームの部屋中を見回し、トイレも風呂も見た。
でもどこにもいない。腕に収まる小さなJKも、私を包み込む大きなジョングクも。


「いるべき場所に帰ったのかな……おっと」


目を擦ると袖口が濡れた。嫌だな、こういうのを繰り返してかなきゃ前に進めないってJKに言ったばっかなのに。
でもさ、急すぎるじゃん。せめて何か言ってからいなくなってほしかったよ。


「あー……やば、止まらん、わ…………ん?」


タイミングがいいのか悪いのか、アオトから電話がかかってきた。
ほっとく必要性もないので応答ボタンを押す。押してから後悔した。


《Aさん?泣いてる?》
「ふ、ぐ……ぅ、じぇーけ、いなくなっちゃったぁ」
《いなくな……え?昨日、一緒にいたんじゃ》
「わかんない、起きたらいなくて、ぅええぇええん」
《わ、ちょ、だいじょ……し、支配人に今日も休みだって伝えときますから!だから今日は休んで、》
「それは嫌。借金あるし余計なこと考えなくて済むから出るよ」
《急に落ち着かないでください怖い!……わかりました、瞼冷やしてきてくださいね》


あと昨日の欠勤は急に40度の熱が出たって言っときましたから、と言われて電話を切られた。
あの子は平均的な発熱を知らんのか。











出勤したら案の定みんなに詰め寄られた。
寝まくったら何とかなったよ、と言いまくってたらみんな納得してた。それでいいのか。
ソウタに昨日の支配人の写真見せてもらって爆笑してたら、トントンと肩を叩かれた。


「あ、アオト」
「おつかれっす。……大丈夫すか」


その言葉が他のみんなが持ってる意味と違うのはわかってる。


「ちょっとヤバいかも。でも大丈夫、すぐよくなるよ」
「……そう、ですか」
「え!?ヤバいんすか!?」
「無理しないでくださいね!いつでも支配人呼びますから!」
「君らはあの人を何だと思ってんだ」


うん、大丈夫。
最初からにわかには信じがたいことだったんだ。夢のようなできごとだった。いっそのこと、夢だと思おう。
そう心に落とし込んだ。

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レオレ〇●〇(プロフ) - ゆめさん» 語彙力が消えちゃうほど面白かった…ってコト?!冗談ですすいません😂🙏発狂するほど最高の展開だったということですよね!ありがとうございます!!✨ (11月8日 19時) (レス) id: fcfeecadee (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - うわぁァァァァ (11月6日 23時) (レス) @page22 id: 7567b9ecd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レオレ〇●〇 | 作成日時:2023年10月27日 21時

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