俺のカノジョ、めがみ 2【三ツ谷隆】

＊ ページ27

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「＿＿なあ、もうちょっと一緒にいたい。」




『えっ……？』








バイバイしようと上げた手を掴まれ、
一緒にいたいと言われる。




「…なんか、わかんねぇけど、
　まだ離れたくねぇなって思っちまって。」




瞳をきゅるきゅるっとさせて、
だめ？と私を見つめるタカくん。



な、な、何その表情…！
子犬ちゃんみたい…！



そんな顔で見つめられると…なんだか私も…
もう少し一緒にいたくなっちゃうな。




『…私も、一緒にいたい、かも、しれない。』




「……ん。嬉しい。」




ふっ、と微笑んだタカくんにほっぺをふにふにされる。


なんでだ〜。


やめてよ〜なんていうと



「ごめんごめん、言い方かわいかったからさ。」



なんてっ、もう！もう！
タカくんってほんとすぐかわいいって言う！





『どうする？外じゃああれだし…。』



「…んな事言われたら、俺甘えちゃうけど。」



『…うんっ、上がっていいよ！』



「ん、じゃあ、お邪魔するわ。」












『＿＿…それで、お部屋でおしゃべりしたり、
　お勉強見てもらったりしたかな。』




どうでしょうか…という風に二人の様子を見る。


日向ちゃんは瞳をキラキラさせて言う。




「いいですね〜いいですね〜！
　もうちょっと一緒にいたい…離れたくない…！」




きゃー！ヒナも言われた〜い！と
自分自身を抱きしめてふりふり。



エマちゃんは、なんだかニヤニヤ…なんで…？




「…交際する男女が部屋に二人きり…」



「…………え！！……え！？」



「それってほんとにお勉強〜？」




日向ちゃんは大きな瞳をさらに大きく、


そしてエマちゃんはむふふっと口を押える。





『んと、お勉強、だよ？数学を見てもらって…
　あっ、途中で訳分からなくて寝かけちゃったから、
　お勉強したとは言えない…のかなぁ？』










「…ねぇピュアなお付き合いすぎない？
　下手したらヒナとタケミっちより進んでな…」




「二人きりでっ…ひゃああ大人っ、大人だっ…！」




「ヒナ、ヒナ、ただの勉強だってさ。ヒナ？
　…ダメだなこりゃ。聞こえてないや。」




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12月25日→←＊

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