カゲロウデイズ 解説 ページ21
真弓は、ファイヤと公園で待ち合わせの約束をし、親に見つからないよう、そっと屋敷から出て、公園で駄弁っていました。
「今日は暑いよな」
「ああ…病気になりそうだ」
「ああ…アイス食べてえ…」
「後で買ってくればいいだろ。…でも、僕は夏は好きな方だよ?冬は寒すぎて嫌い」
「そうかー?俺は…まあ、夏は嫌いだな」
その時、子供の蹴ったボールがケロゴンに直撃。
ケロゴンは逃げ出してしまいます。
「あ!待ってくれよ、ケロゴン!」
「おい、ファイヤ、あっちは交差点…!」
真弓の声は、虚しくも届かず。
ファイヤは、赤信号の交差点に入ってしまいました。
そんな時、運が悪く、飲酒運転の車がファイヤに直撃。
ファイヤは、叫び声を残して、死んでしまいました。
その様子を見ていた真弓は直視できない現実に、涙を流しました。
そして、真弓の後ろで
「嘘じゃないから」
という、真弓にそっくりな声が聞こえました。
真弓が振り向くと、そこには、嘲笑いながらファイヤと真弓を見ている、もう1人の「真弓」が。
そして、真弓がそのもう1人の真弓を直視した瞬間、世界が絡み、途切れました。
次に目覚めたのは、8月14日。
真弓は、「夢か…」と安心して、この日も約束していた公園に向かいます。
真弓は、ファイヤと話しながら、昨日の夢を思い出し、「もし本当だったら…」と、怖くなりました。
なので、真弓は、「もう帰ろう」とファイヤに告げ、公園を出て道を抜けます。
ですが、そこには、上を見上げ、口を開ける人々が。
何事かと見つめていると、突然、鉄骨がファイヤに直撃。ファイヤの体を貫きました。
ファイヤの叫び声。
野次馬の「男の子が!!」「やっべぇ!」の様な、声。
そして、真弓の泣き声。
その全てが風鈴の音と混ざります。
そして、「夢じゃないから」という、真弓に似た声。
真弓のいた世界は、また、途切れました。
ですが、途切れる瞬間、ファイヤはこう告げた気がしました。
「ごめんな」と。
そんな世界を何年、何十年も繰り返し、やっと方法が分かりました。
覚悟が出来た真弓は、交差点に飛び込みます。
この世界を終わらす方法_______。
そう、自らが死ぬこと。
真弓は、トラックに轢かれた瞬間、カゲロウ__もう1人の真弓に、こう言います。
「これが結末さ。」…と。
そんな中、真弓は、世界が終わる直前、見たのです。
もう1人の、ファイヤを…
そう、そのファイヤは……
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氷の歌姫レイン - 太陽の女騎士シャインさん» 了解です! (2018年9月3日 17時) (レス) id: 41935c6bcf (このIDを非表示/違反報告)
太陽の女騎士シャイン - またまたすいません!オレカ少年団の誰かで『カゲロウデイズ』をお願いします!(←本当に何回もすいません) (2018年8月2日 16時) (レス) id: 5ef581f0a0 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン - 太陽の女騎士シャインさん» 了解です! (2018年6月7日 17時) (レス) id: d1275500d5 (このIDを非表示/違反報告)
太陽の女騎士シャイン - 氷の歌姫レインさん» ありがとうございます!m(_ _)m良ければ私の短編集にもリクをくだs(( (2018年6月6日 20時) (レス) id: 5ef581f0a0 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン - 優さん» いいですよ! (2018年6月3日 16時) (レス) id: 7ecfc79df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷の歌姫レイン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reinoreka/
作成日時:2017年8月23日 11時