東方や、ボカロをオレカで替え歌します！

カゲロウデイズ（グ ロ注意） ページ20

出演者 楓真弓 俺牙ファイヤ
(視点は真弓)

8月15日の午後12時半ぐらいのこと
天気がいい
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
ひっそり抜け出し君と駄弁っていた
「でもまあ夏は嫌いだな」
ケロゴンを撫でながら、君はぶてぶてしく呟いた

嗚呼 逃げ出したケロゴンの
後を追いかけて飛び込んでしまったのは
赤に変わった信号機

バッと通ったトラックが君を引きずって泣き叫ぶ
血しぶきの色君の叫び声と混ざり合ってむせ返った
嘘みたいなカゲロウが
「嘘じゃないから」って笑ってる
夏の陽炎と青い空に
全て混ざり合って消えた

目覚ましが隣で鳴り響くベットで
今は何時？
8月14日の午前12時過ぎくらいを指す
やけに煩いセミの声聞こえていた

でもさあ少し不思議だな
同じ公園で昨日見た夢を思い出した
「もう今日は帰ろうよ」
道に抜けた時周りの人は皆
上を見上げ口を開けていた

落下してきた電柱が君を貫いて突き刺さる
劈く悲鳴と野次馬の声が
風鈴の中で空回り
ワザとらしいカゲロウが
「夢じゃないから」って笑ってる
絡む視界に君の口元
「ごめん」って言ってるようなでさ

何度世界が絡んでもカゲロウが笑って奪い去る
繰り返して何十年もうとっくに気がついていたさ
こんなよくある話なら結末はきっと１つだけ
繰り返した夏の日の向こう

バッと押しのけ飛び込んだ
瞬間トラックなぶち当たる
軋む身体と君の瞳と
空が赤く染まっていって
文句ありげなカゲロウに
「これが結末さ」って笑ったら
実によくある夏の日のこと
そんな何かがここで途切れた

目を覚ました8月14日のベットの上
少年はただ
「また無理だったな」と1人モンスター抱きかかえた


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次で解説します

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