東方や、ボカロをオレカで替え歌します！

君の神様になりたい。（リクエスト） ページ14

キャラ 魔海の番人ダンテ、流水の勇者フロウ

「俺の命の歌でお前が命を大事にすればいいのに」
「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
そんな事言って本心は欲しかったのは友情だけ。
役にまみれた番人のなりそこないが俺だった。

寂しくて歌った。
辛くて歌った。
苦しくて歌った。ただのエゴの魂だけだ。
こんな歌でお前を救えるはずがない。
けれど、俺はお前の神様になりたかった。

こんな歌でお前のジュクジュク腐った傷跡が埋まるはずない。
お前と過ごしたって、叫んだって現実なんか変わらない。
がむしゃらに叫んだ曲なんて、俺がスッキリするだけだ。
欲しかったのは友情だけ。だけどお前も救いたかった。
俺は無力だ。俺は無力だ。俺は無力だ。俺は無力だ。俺は無力だ。

ボロボロになって落ちて落ちて落ちてかさぶたになった傷が
誰かと一緒にいたかった。馬鹿みたいな話。
「お前に救われた」と「生きたいと思った」と
ああそうですか。変わったのは自分のお陰です良かったです。

子供の頃は自分も素敵な勇者になると思っていた
というか素敵な勇者になって自分を救いたいと思ってた
時が経ち僕が成すのはボロボロの傷だらけの自分で
生きるのに精一杯。弱音吐くように歌う日々だ。

何回だって歌った。かさぶたが剥がれても歌った。
生身の僕で、君の神様になりたかった。

こんな歌で君の腐った傷跡が癒せる訳がない。
君と過ごしても、歌っても、君が苦しいのには変わらないや。
グラグラでふらけた曲なんて、僕も実際好きじゃないです
欲しかったのは友情だけ。それだけじゃ誰も救えない。
僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。

生きた証が欲しいとか、誰かと一緒に生きたいとか
そんなのはさほど大事じゃない。どうせ落ちぶれた心だ。
誰かを救う力が欲しい。誰かを守る歌を歌いたい。
君を救う力が欲しい。
無理だ。

君は君が勝手に君のやり方で幸せになれる。

こんな歌で君の心の傷が埋まる訳がない。
君を抱きしめたい、消してあげたい君の傷穴も痛みも全部。
でもお前は強い。所詮、お前はきっと１人で前を向いていけるんだ。
それなら別にいい。でも、もし涙が溢れ落ちるなら
お前の痛みを、君の辛さを、お前の弱さを、君の心を
俺の無力で、非力な歌で、汚れた歌で歌わせてくれよ。
僕は無力だ。俺は無力だ。自分は神様になれなかった。
俺は無力だ。僕は無力だ。無力な歌で、君を救いたいけど、救いたいけど。

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