素敵帽子さんに新しい相棒ができました【中原中也】 (ページ22)

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天然ページ22

【Asibe】

私は金髪の男に連れられ、
とある喫茶店に来た。

金髪「ところで娘、名は何という」

本名言ったらポートマフィアってバレるよな…
なんかそういうの詳しそうな顔してるし…

『…成宮 Aです』

国木田「俺は国木田独歩だ」

『独歩？変わった名前ですねぇ』

国木田「まあな。
…とりあえず選べ」

国木田さんは
わたしにメニュー表を広げて渡した。

…と、言われてもなぁ…

『…じゃあ、これで。』

国木田「オレンジジュースを選んでどうする！」

『だって食欲無いんですもん！』

国木田「じゃあ…オムライスでも食っとけ」

『そんな食欲は無いです』

国木田「３日も食べてないんだ
このくらいの量は当たり前だ」

『えぇ～…わかりましたよ…』

『…限界です…』

国木田「まだ半分じゃないか…」

『元々少食なんです！』

国木田「まあ半分は食べたしな…
いいだろう。」

『ふぅ…あと１年はご飯食べたくない…』

国木田「…死ぬぞ」

『まあ美味しかったです。
ありがとうございました〈ﾆｺｯ』

国木田「っ！///」

『どうしました？』

国木田「な、何でもない！！」

国木田(俺の理想では、好きなヤツをつくるのはあと２年後…
まだ早いまだ早いまだ早い…)

国木田「まだ早い！！」

『ふぁ！？』

国木田「す、すまん…〈ｺﾎﾝｯ」

『別にいいですけど…
大丈夫ですか？』

国木田「だ、大丈夫だ…
じゃあオムライスは食っていいのか」

『食べるんですか？』

国木田「もったいないだろう。
無料じゃないんだ」

『それもそうですけど…』

国木田「なんだ？〈ﾊﾟｸｯ」

『間接キスになるのでは…？』

国木田「〈ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ !」

『だ、大丈夫ですか！？』

国木田「そういう事は食う前に言え！！！」

天然か、この人。