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夕焼け ページ5

RM▽




僕達は持てる全力の速さで事務所へと向かった

PDに会いたいというと、受付の人はどうぞとすんなり通してくれた


「PDニム!!!」


PD「お前達か。どうした?」


プロデューサーはいつもと変わりなく俺たちに尋ねた。

JN「パンPD、あの動画はなんですか?」

V「Aは、Aはどこにいるんですか!!」


みんな一気にまくし立てた。全速力できたのでみんな息切れしている。
PDはまあまあと僕達をなだめた。

そして





PD「あの動画のことを色々聞きたいのは分かるが、もうすぐショーケースがあるだろう。まずはそっちだ」





プロデューサーは一刀両断した。

もっと聞きたい思いを押し込んで、俺達は黙ってしまった。
Aでいっぱいだった頭の中に、armyのことが浮かんできたからだ。


俺達は戸惑っている。混乱している。
しかし、それはarmyもきっと同じことだろう。謎の動画、同じ日に公開されたショーケースのお知らせ。

俺はしっかりしていないと。
このままじゃ完璧なパフォーマンスはできない。



SG「見事に有耶無耶にされたな」

V「PDのケチ!」

JK「早く会いたいです」

JN「そうだね、ジョングガ」


少し落ち着いてきたメンバーから溢れるプロデューサーに対する愚痴。それを零しながら歩く道のり。

俺は黙って色んなことを考えていた。

はっきりと浮かべることが出来るすごく久しぶりに見たAの姿。
それに付随して、練習生の頃、楽しく笑いあった思い出が頭の中を鮮やかに色付いて過ぎ去っていく。


「とりあえずまずはショーケースだな。絶対に成功させないと」

JH「そうだね!」

JM「はい!」


どこか決意した表情をする皆。


会いたいよ、どこにいるんだ。

相手のない問いかけは、虚しく夕焼けに消えていった。





***





「やっぱりお前のことを聞きに来たぞ」

『パンPD…』

「調子はどうだ?」

『ばっちりです。歌もダンスも元に戻りました』

「そこからさらに高めていけよ」


『……はい』





少年は少し寂しそうにプロデューサーを振り返ると、表情を固めて部屋を出ていった。





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白鳥彩(プロフ) - すごくおもしろいです!是非パスワードを教えてください。これからも応援していきます! (2023年1月2日 13時) (レス) id: 14f3399da6 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - すごく、おもしろいてす。是非パスワード教えてもらいたいです。これからも大援してます✨頑張ってください。 (2022年3月20日 15時) (レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
キチ(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです! (2020年6月23日 23時) (レス) id: a660e3d78b (このIDを非表示/違反報告)
ふくちゃん - 最高の作品です!ぜひ続きをよろしくお願いいたします!! (2019年2月13日 23時) (レス) id: caf3a9e48f (このIDを非表示/違反報告)
パボ(プロフ) - とてもいい作品でした…(泣)そして次の作品のパスワード教えていただいてもいいでしょうか?? (2019年1月5日 8時) (レス) id: c5856a50f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おるか | 作成日時:2018年2月22日 22時

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