31話 ページ33
リビングに行こうと彼方から離れる
「ッ…?」
ことも出来なかった なぜなら彼方が私の腕を掴んでいたから
「え、どうしたの?」
具合が悪化したのか聞いてみるけど 返事が何も返ってこない
「私、向こうで寝るから離しッッ!?わっ!?」
彼方の手を振りほどこうとした時グイッと腕を引っ張られ布団の中へ引きずり込まれる
「っと、何してッ、ッ!!!!」
状況が把握出来ずに横を見ると彼方の顔が目の前にあった
その距離が近すぎて彼方の吐息が私に伝わる
「ッッ、ねえ、どうしたの?」
そらる「ッ、ん、一緒にいて」
「ッッ……分かった」
少し目が潤んでいる瞳に見つめられて断ることも出来なかった
「……ッッ///」
向かい合っていることが恥ずかしくて反対に体を向ける
そらる「………、なんで、そっち向くの」
「別にどっち向いててもいいでしょ、わ、私はこっち向きの方がよく寝れるの」
言い訳が思いつかず、ありもしない嘘をつく
そらる「………へぇ」
「………」
彼方の声がしなくなる、もう寝たのかな
そう思った時
__________ギュッ
「ひゃ、ッッ!?」
暖かい…いや、暑すぎるほどの彼方に後ろから抱き締められている
そらる「ッん、こうした方が落ち着く」
耳元で囁く彼方に顔が熱くなっていく
「っ、そ、そう……」
彼方の速い鼓動の音が聴こえる
私も負けないくらい速く心臓が高鳴っている
もう…これじゃ移っちゃうよ
早く寝よう……そう思い目を瞑る
全然寝れない
(どうしよう、これじゃあ徹夜だよっ)
そんなことを考えていると
そらる「……………A、寝た?」
彼方が耳元で声をかける
身体が反応しそうになるのを抑えて寝ているフリをする
そらる「………今度こそ離さないから」
「ッッ………」
必死に声を殺して耐える
暫くして彼方から規則正しい寝息が聞こえてきた
………心臓が動きすぎて私死んじゃうんじゃないかな
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orange(プロフ) - 宙さん» 飛ばすと話が噛み合わないですね!ありがとうございます! (2018年4月4日 19時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
宙 - 飛ばしてみたらイミワカメだったのできちんと読み返します (2018年4月4日 8時) (レス) id: 63d77d8dff (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - サクラパンさん» ありがとうございます! (2018年3月7日 15時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - orangeさん» これからも頑張ってください! (2018年3月2日 20時) (レス) id: 85c6b6e875 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!!頑張りますね! (2018年3月1日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:orange | 作成日時:2017年11月26日 17時