20話 ページ22
電車に揺られ 今日の出来事を振り返る
「まさか、……彼方に会うとは、ね」
奇跡としか思えないな………
あんなに有名になってるし
「ファンの子、ほとんど女性だったよね」
ちょっと嫉妬しただなんて、彼方に口が裂けても言えない
色々と疲労を感じ、最寄り駅に着くのはまだかまだかと電車内のモニターを眺める
「………あ、れ」
モニターを2度見、いや、3度見する
モニターが示す行き先は、
見覚えのない駅ばかり
「どうしよう、電車、間違えた……、」
どうすることも出来ず、取り敢えず次の駅で電車を降りる
「だ、大丈夫、折り返して戻ればいい」
急いでホームから階段を下る________「っ!何この人混み、」
階段を降りると忙しなく行き交う人々で駅構内はごった返していた
どうやらここは色んな電車やデパートに繋がる大都市の駅の一つだったらしい
「えっと、ご案内のとこ行こう!」
駅員さんのいる窓口に行こうとするも、常に行列が出来ていて到底すぐには相談できそうになかった
「ど、どうしよう……暫くここで待つしかないかな、」
立ち止まって考えていたその時
____________ドンッ
「きゃッ!!」
誰かにぶつかり、私の身体は床に倒れていく
反射的に痛みに耐えるため目を瞑った________
____________瞬間、暖かい温もりに包まれる
?「おっ、と、だ、大丈夫ですか?」
頭の上から声がして目を開ける
「……あ、」
顔を見上げると、茶髪で整った顔、爽やかな声の男性が私を支えてくれていた
?「あ、あの、なんか、目立っちゃってるみたいなので向こうの方に移動しませんか?」
男性に言われハッとして周りを見ると、すれ違う人々が私達をニヤニヤとした目で見ていたり、立ち止まって心配そうに見つめる人など様々____
よくよく考えてみると、私、この人に抱きしめられてる体制になってる………
「そ、そうですね」
そう言うと温もりが離れる
?「さ、こっちです」
人気の無い場所へ男性と足を運んだ
808人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
orange(プロフ) - 宙さん» 飛ばすと話が噛み合わないですね!ありがとうございます! (2018年4月4日 19時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
宙 - 飛ばしてみたらイミワカメだったのできちんと読み返します (2018年4月4日 8時) (レス) id: 63d77d8dff (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - サクラパンさん» ありがとうございます! (2018年3月7日 15時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - orangeさん» これからも頑張ってください! (2018年3月2日 20時) (レス) id: 85c6b6e875 (このIDを非表示/違反報告)
orange(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!!頑張りますね! (2018年3月1日 22時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:orange | 作成日時:2017年11月26日 17時