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＿＿＿＿
「 ＿＿＿＿想いを寄せる方がいらっしゃるということですか…？ 」
「 想い…いや、どちらかと言うと尊敬に近いような気がします 」
「 ＿＿＿＿そうなんですか 」
「 でも、なんて言うかその人は眩しすぎて…私ってなんて醜い人間なんだろう、って思っちゃうんです 」
足を組んで佇んでいる目の前のHiMERUさんを見ながら、私はそう言った。( HiMERUさん脚長いなぁ…スタイルまで良いなんて… )
「 ＿＿＿＿HiMERUは、」
( ………あれ？ )
口を開けたHiMERUさんと目が合えば、思いの外彼はつまらない、といった表情をしている。
「 Aさんにそんな気持ちを抱かせてしまう人が恋人になるというのは好ましく思わないのですよ 」
「 え、」
「 大体… 」
( え、あれ、？なんか、なんていうか… )
「 あんたは自己肯定感がまるで低いからそういう思考に辿り着く。俺から言わせてもらえば、あんたみたいな人間はもっと愛されるべきなんだよ、何かに向かってひたむきに努力する人間はいじらしくて＿＿＿＿ 」
止まらない言葉と砕けた口調に圧倒され、目を丸くして硬直する私を見るなり、HiMERUさんは我に返ったかのように口を手で覆った。
「 ＿＿＿＿何でもないのです、今のは忘れてください 」
「 いや無理ですよね！？ 」
サラッと真顔になっていつもの敬語に戻った彼は、僅かに頬が赤くなっている。熱く語ってしまった、と言ったところだろうか。
( 口調の変化は置いといて、私を包囲するようなことを言ってくれたHiMERUさんは、凄く優しくて親切な人だよ… )
「 HiMERUさんの普段はこういう口調ってことで心に留めておきます。誰にも言いませんから。」
「 ＿＿＿＿いいえ、HiMERUは普段からこういう口調では無いので、HiMERUはいつだってHiMERUですから 」
「 ………？？ 」
( HiMERUさんじゃないなら、あれは誰なんだ… )
「 ……俺がこんなに情に熱くなるのは「HiMERU」だけのはずなんですけどね…貴方は困った人です、Aさん 」
「 っ…！ 」
何かを許したかのように、分かりやすく一人称を変えた「彼」は何故か泣きそうな顔をして俯いてしまう。
「 俺、って……HiMERUさんじゃない貴方はいったい誰なんですか？ 」
必死に隠されてきた「その人」を知れる気がして
震えている彼の手に自分の手を重ねれば、僅かに肩を震わせて顔をあげた。
＿＿＿＿
「 十条要、俺の名前だよ 」
続く (更新停止中)
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勿忘草色の蜜蜂 - HiMERU様、、、かっこよすぎて寿命縮みますヨ?! (2022年4月13日 15時) (
レス) @page8 id: e814718385 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれいと(プロフ) - HiMERU様と銀河鉄道に居たらもう天国でしかねぇ…!HiMERU様最推しなんで神作品と思いました！更新頑張って下さい! (2022年1月24日 23時) (レス) @page10 id: f9ab123213 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - Chrisさん» 銀河鉄道の夜とっても素敵な物語ですよね…！原作がお好きな方にお読みいただき、私も凄く嬉しいです。ありがとうございます〜！ (2020年10月2日 12時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 銀河鉄道だぁ〜！銀河鉄道の夜を愛しているので、凄い嬉しいです。 (2020年9月26日 11時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
rufu(プロフ) - わてぇさん» コメントありがとうございます〜！更新頻度少なくて申し訳ないです；；頑張りますね！ありがとうございます (2020年9月26日 0時) (レス) id: ec4581993d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年8月11日 2時
