王子と姫の物語【夢色パティシエール】

29話 ページ31

ショコラ「私は認めませんわ
そんな子供だましのケーキ」


天野「え？」


パフェ「私もよ」


ショコラ「そんな子供だましなケーキ！」


樫野「こ、こら…ショコラ」


パフェ「なにそれ！
樫野に作ったケーキとでも言いたいの！？」


貴「…パフェ」








2人のスピリッツが天野の前に出る







ショコラ「天野いちご！
樫野とAに褒められたからって
いいきにならないでくださる！」


パフェ「そうよ！
Aと樫野は
"今までで"って意味で言って！
それを考えれば今までのあなたは
そこらへんに落ちてるホコリと
同じレベルだわ！」




ショコラ「だいたい
なぜあなたがＡグループなんですの！？
納得がいきません！！」


パフェ「ほんとよ！！
あなたなんてAグループの足にも
お呼びないわ！」







パフェはそう言うと









ポケットに戻っていく







天野「そんな事言われても…」


花房「い、いちごちゃん」


樫野「あ、天野
お前まさかこれが見えるのか？」


天野「まぁ…ね」


「ショコラ！
いい加減にしなさいよ！」


天野「バ、バニラ」







花房「いちごちゃんにも
スイーツスピリッツがついていたなんて」


天野「う、うん
…いちごちゃんにもって！！！」


樫野「大丈夫だ
他の人には見えていない」


安藤「見えるのは
スピリッツがついている人だけ」








安堂はいちごが被せたボウルを上げると








2人はクリームまみれだった









Aもチラッとポケットから見たパフェも








うとうとし始め寝に入る








樫野「はぁ…またか」


ショコラ「またですわ」


安藤「また…笑」


花房「だね…笑」

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