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しかし、あのシルエットは・・・確かに女の子だった。だってスカートを履いていたし。髪も長かったし。
それに、口調こそ男のようだったが、(1度だけ女っぽかったか)あの声は女だ...どこかで聞いたことだあるような・・・無いような・・・
「早く逃げろと言っているの!それとも死にたいのか!」
ガバァ
俺は勢いよく跳ね起きた。征服ということは、あのまま寝てしまったらしい。それにしても、昨日のことをそっくりそのまま夢で見るなんて...
あ、そうだ。きっと、買い物に行ったところから全て長い夢だったんだ。うん、夢だ夢。俺はそう自分に言い聞かせ、ベッドから降りるとカーテンを開けた。
「うわ、もう昼じゃん。つーか俺、めちゃくちゃ汗かいてる」
俺は着替えを持ってシャワールームへと向かった。
キュ、シャァァァァァァ...
「ふぅ〜」
シャワーを浴びながら、俺はもう一度あのユメについて考る。今思うと、夢にしてはあまりにも明確に、繊細に思い出せるのだ。そしてあの声も、リアルにしっかりと耳に残っているのだ。
そして、ユメの中でもう一度同じ場面が出たとき、最初はみえなかったはずの彼女の顔が、2回目では月明かりに照らされ、横顔がハッキリと見えた。その横顔は凛々しく、美しいとさえ思ってしまった。
シャワーを浴び終わってから、俺は朝食、兼昼食を冷蔵庫に入っていた残りで適当に済ませ、一段楽したとき。
ピンポーン
インターホンが鳴った。このマンションはなかなかセキュリティがいいので、玄関の様子をカメラでこちらからモニタリングできる。通話ボタンを押すと同時に俺は尋ねる。
「はい、どなたです..か...」
俺は目を疑った。今、画面に映っているのは・・・
『・・・伊吹..菊乃です...』
#・4・#
な、何でこいつが俺のうちに?こいつと口聞いたことなんて1度も無いのに・・・
俺はとりあえず、用件を聞くことにした。
「あ、あの、ご用件は・・?」
すると菊乃は今にも消え入りそうな声で答えた。
菊『・・・田中A君に...お話が・・・』
緒、俺に話!?一体何を・・・
「少し待っていてください」
さすがに何の理由も無く追い返すほど俺も酷い人間ではないので、そう言ってからボタンから指を離した。思わず力が入っていたらしい。ボタンを押していた人差し指の第一関節が痛い。
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革ベルト
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胡麻(プロフ) - 久しぶりー!頑張れー!! (2012年3月22日 9時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
久留里☆(プロフ) - はい。変えましたぁ(−x−)ホントワカえたくなかった・・・・(泣) (2011年10月24日 21時) (レス) id: 2f46ad6b04 (このIDを非表示/違反報告)
久留里☆(プロフ) - ごめんねごめんね名前変えた。 (2011年10月22日 19時) (レス) id: 2f46ad6b04 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ☆(プロフ) - 冠雨>あ、わかった?わかった?! (2011年10月8日 17時) (レス) id: 482cbe4cb3 (このIDを非表示/違反報告)
冠雨(プロフ) - おもちゃ、ですかね?はパイナップルj((( 気分で切られるのか〜ヤダよwあ、でも鬼狩りの際に死んだら同じだよね〜ww (2011年10月7日 22時) (レス) id: 3181ee4fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久留里辞典 | 作成日時:2011年9月19日 14時