自由に生きようよ、ね【ONEPIECE】 (ページ41)

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４０話ページ41

─ノースside─

マーシャルさんと別れた後、つまり現在進行形で鳥野郎に首根っこ掴まれてズルズル引きずられてる。怒ってるのに手当はしてくれるつもりらしい。船医のプライドか何かですか。なら患者は丁寧にお願いします。

すれ違うクルーに手を振りながら挨拶すれば困惑しながらも返事してくれる。その度に鳥野郎が舌打ちしてて笑ったら頭殴られた。更年期か？怪我増やすなや。

医務室に着いたらしく立ち止まったかと思えば勢いよくドアを開けて放り投げられた。顔面から突っ込んだんだが。ホントに医者か疑わしいな。ベッドに投げられただけ優しーの？？感謝した方がいい？しないけどな！！

『確実に悪化した...』

「治してやるから安心しろよい」

『これが飴と鞭？鞭の割合高くない？？気のせーかなー、ねー、鳥ヤロー』

「うるさいよい、黙ってこっち向け」

『横暴...』

大人しくベッドに座って立ってる鳥野郎と向き合う。病院特有の匂いに軍曹ちゃんのことを思い出していれば腫れてる頬に手を当てられて肩を揺らす。

患部に触れる必要が？？フツーに痛いんだが？？

私は医者じゃないからどうやって診るのかも判断するのかも知らないから文句言わないけどね。小さい子相手に同じことしたら絶対泣かれるからな。

いつまで触ってんだろ、手当は？早くエースの所に行きたいんだけども。

不思議に思って首を傾げた。手を当てられてる方に。

『いたっ！間違った！』

「バカだろ、患部押し付ける奴があるかよい」

『それなら早く手当てしてくださいよ。ただの打撲ですよ？』

「あぁ、色々診てたんだよい。湿布の予備渡しておくから腫れが引くまでは貼り替えろよい」

『いえっさー』

ようやく手を離してくれた。地味に痛かったんだよなー。

テーブルの方で湿布をちょうどいい大きさにカットしてくれて数枚持たされる。頬に貼ってくれる時は優しいからやっぱ医者だなと思った。

これで終わりかと思ったら不死鳥さんの手には小さいケースが。

『何ですかそれ？』

「口内怪我してるだろい、塗ってやるから口開けろよい」

『え、やです。絶対痛いやつじゃないですか』

「優しくしてやるよい」

『うわ、まだ怒ってんですか？やっぱ更年k、ぅあ"っ』

前言撤回、優しくない。無理矢理口に指突っ込んできやがった。エースの家族じゃなかったら嚙み千切ってるからな！！

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「絶叫聞こえたぞ、大丈夫か？」

『夕飯は幻獣の焼き鳥にしよ』

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