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じゅうきゅう ページ20

国近「A。王子くんとのイチャイチャもういいの?」

『…?!い、イチャついてない!』

今「髪を拭いてもらって、耳元で何か言われて…あれがイチャついていないと言ったら何がイチャつくになるのよ…?」

『ゔ……あ、あのさ…』

国近「どうしたのかね?」

『……意識、し始めちゃってるかもしれない…』

国近「お、これは…王子くんを意識しちゃった感じ?」

『…うん。何て言うのかな…手が大きかったり、思っていたより筋肉質だったり…なんか…男の子だなって感じちゃったかも…』

今「気付くまでに長かったわね…あ。もうすぐ12時ね。お昼食べに行く?」

国近「お腹すいた〜。食べよ!」

『じゃあ、食べるか。海の家って何があるの?』

国近「え、知らなーい」

『え"…』

今「まあ、行ってみれば分かるでしょ?」


『その前にさ、御手洗行ってきていい?』

今「分かったわ。場所何処にあるか分かる?」

『大丈夫。分かるよ』






……どうしよ。ナンパ野郎に絡まれた((

男1「なあ、お姉ちゃんよぉ。1人なんだろ?ちょっと俺らと付き合えよ」

『え、ヤダ。1人じゃないし、お前らと付き合わんけど?』

男2「へぇ、生意気な口聞くな。いいぜ、意気のいいのも悪くねぇよ?」

腕を掴まれる。ちょっとヤバいだろうか…?

もう面倒だし…蹴り飛ばしてやろうかな((

水上「ちょっとお兄さんら。誰の許可取って俺の彼女に話しかけとるん?」

水上。彼女じゃないけど…あと、殺気ヤバいよ((

男2「チッ……彼氏持ちならしゃあねぇな…」





水上「A。足出そうとしてたな。人は蹴ったらあかんで?」

『ゔ……つい、ね。仕方ないもん』

水上「何もされとらん?大丈夫か?」

『大丈夫だよ。ありがと』

水上「大丈夫やないやろ…腕、赤くなっとるやん…」

『ホントだ…まぁ、これくらいなら大丈夫』

水上「大丈夫やないやろ。冷やしに行くで」

『分かったよ。あ、あと、僕は水上の彼女じゃないからね?』

水上「誰かと付き合うとるん?王子とか?」

『付き合ってないよ』

水上「そやったら…俺にもチャンスはあるわけやな?」

『…?何のチャンス…?』

手招きされてコソコソ話をする形に。


水上「Aを俺に惚れさせることやな。待っとれや?」

『…?!え、は…?!』

いつもより低く甘い声を耳元で囁かれる。目は…獲物を逃さないって言ってる感じ。理解が追いつかない。

水上「さ、手当するで。腕だしぃや」


ホント……男子は怖いな。

にじゅう→←じゅうはち



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作者名:Reina | 作成日時:2022年11月14日 16時

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