王子と姫 (ページ2)

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いちページ2

太刀川「なあ、姫宮。ボーダーに入らないか？」

『え？』

約3年ほど前、高校1年の秋にあった体育祭の前日。朝早くから学校に来なければいけなく凄く眠かった。そのせいで階段から落ちた。慌てて、体を捻り、宙返りして着地した。
その所を太刀川さんに見られてた。ちなみに迅さんが隣にいた。絶対、未来視てたんでしょ。
いきなり言われて、怖かったんだよね。本当いきなりだったんだもん((

それからあれやからやあり、ボーダーに入れさせられた。入隊時のポイントは3300だった。かなり多い方ならしい？
３週間ほどでB級になり、すぐに太刀川隊に入れられた。拒否権がなかったよ。フリーでするつもりだったのに。

何とその後僕はサイドエフェクトを持っていることが判明。名前は、五感強化。味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚が人以上に敏感になる。

昔から五感、特に視力、動体視力がかなり良かった。射的とかで簡単に当てれたり、ボールを避けたりすることが得意だった。

ボーダーに入ってからは凄く太刀川さん、迅さん、嵐山さんに捕まった。太刀川さんは餅の話、迅さんはぼんち揚の話、嵐山さんは犬の話を同時に話そうとしてくるから、本当、聖徳太子にならなきゃいけんのかと思ったよね。

僕が太刀川隊に入って少し経ったくらいに、いずみんにとりまる、ゆーちゃんが入ってきた。
それから少し経って、旧東隊が解散して……
とりまるが抜けた後は、唯我が入ってきたら……大変だったよなぁ。

そんなこんながあり、僕は高校生生活の大半をボーダに費やし、いつの間にか高3に。

？「ねえ。お姫様、居るかなー？」

あぁ、面倒な人が来た…君他クラスやろ……！