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学校から最寄り駅まで歩く。
割と大きい駅で、建物も高いし人も多い。必然的に呪霊の数も多い。
大体は小さくて何も悪さをしない程度のものだけど、1人前に祓うことなんて出来ないし、基本的には目を合わせないようにしている。
「ふぇ…うわぁぁぁん」
「あら、急にどうしたのかしら。さっきまでご機嫌だったのにねぇ」
でも視界に入って来ない訳では無い。
信号待ちをしていると、道路の反対側の女の人の肩に少し大きめの呪霊。
ベビーカーの子どもにはそれが見えているらしく、急に母親の肩に現れたそれに驚いたのだろう。
たしか、純粋な子どものうちは気まぐれに見えることもあると教えてもらったから、その子もそうなのかもしれない。
「全然泣き止まないわね、お腹でも空いたの？」
子どもをあやそうとしているけど、子どもにとっては不気味なものも近付いてくるわけで、泣き止む気配はない。
…祓うか。あれくらいなら私にでも。
そう無意識に右手の人差し指と中指を立てていた自分にはっとする。
なんで祓おうとか思ったの、別にヤバい呪霊じゃないのに。
そもそも私は呪術師なんかじゃないし、あの人達は私と関係ないし。
………急に側へ行って「肩に変なのいますよ、そのせいで子どもが泣いてますよ」なんて言ったら、それこそ“私、霊感あるんですよ”という変な学生になってしまう＿＿＿＿＿
「君、あれが見えてるの？」
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ユコ(プロフ) - 緑の白猫さん» 展開スピードは自分の中で1番心配していた所なので、そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます (2021年3月1日 21時) (
レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 展開やストーリー構成が急展開過ぎず、読んでいてとても心地良かったです。 (2021年3月1日 15時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
ユコ(プロフ) - 五条と夏油はイニシャル一緒さん» ありがとうございます！私もげとーさん好きなので頑張りますね^^ (2021年1月24日 7時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
五条と夏油はイニシャル一緒 - 面白いですー！夏油さん好きなので嬉しいです、応援してます！ (2021年1月24日 1時) (レス) id: f43ac37e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時：2021年1月19日 12時
