1 ページ1
Aside
物心がついた時には異形のモノが見えた。
怖くて仕方がなかったけど、いつもお母さんが助けてくれた。
自分の身を守る術も少し教えてもらったし、今ではもう怖くない。
「___ちゃん、うしろにいるよ」
「なにいってるのAちゃん、なんにもいないよ?」
「え、でもほら、そのすみっこに」
「…なんかAちゃんきもちわるーい。ほっといてあっちであそぼ」
「うん!」
「あ、まって…」
少数派なのは私みたいに“見える側”の人間。
でもそれを知らなかった幼い頃の私は、あれが誰にでも見えると思っていて。
「せんせい、かたにちっちゃいのいるよ?」
「ちっちゃいの?」
「うん、めがいっぱいあるむらさきいろの」
「…な、何もいないわよ?じゃあ先生は用事あるから」
小学校3年生くらいで、やっと自分が少数派なことに気付いた。
その頃にはもう学校ではあまり話す友達もいなかった。
.
492人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユコ(プロフ) - 緑の白猫さん» 展開スピードは自分の中で1番心配していた所なので、そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます (2021年3月1日 21時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 展開やストーリー構成が急展開過ぎず、読んでいてとても心地良かったです。 (2021年3月1日 15時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
ユコ(プロフ) - 五条と夏油はイニシャル一緒さん» ありがとうございます!私もげとーさん好きなので頑張りますね^^ (2021年1月24日 7時) (レス) id: cf63eb9bb2 (このIDを非表示/違反報告)
五条と夏油はイニシャル一緒 - 面白いですー!夏油さん好きなので嬉しいです、応援してます! (2021年1月24日 1時) (レス) id: f43ac37e04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時:2021年1月19日 12時