【銀魂】オールレディ フォーリンラブ#5

二百四、痛み ページ4

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「………何」



冷静を装ってはいるが、少し意外で私は動揺した


何を聞かれるか分からない


まあ、事件のことに関してだろうけど



土「…動機はなんだ」

「……………土方さんも……私が犯人だと思ってるのか」

土「は？」



蚊の鳴くような声だと自分でも思うほどに小さい声は、土方さんには届かなかったらしく、「何でもない」と首を振る


分かっていたのに、凄く胸が痛いのは、何故なのか



「動機なんて…やってもないのに答えられないけれど」

土「じゃあ………」

晶「わかったわ！！！貴女唆(そそのか)されたのよ！！！」



急に割って入った母上に、私や土方さんも例外なく目を丸くする



土「…誰にですか？」

晶「大助よ！！！きっとそうよ、そうに違いない！」

土「大助？」



「誰ですかそれ」と言う近藤さんと同じく、真選組側の人間は四人とも知らなかったらしい


そりゃそうだ、私はその名を誰にも言わなかったのだから



晶「天野大助。私の息子でAの兄です！」

土「…兄って……Aは死んだって………」

晶「ええ、死んだと聞きました(･････)。でもそれを私に言ったのはAです。この子は嘘をついてるんですよ」

「何言って＿＿＿ 」

晶「死んだことにはなっているけれど、大助は死んだんじゃなくて、逃げたんです。戦場から尻尾巻いて家族を置いて。

あの子は攘夷志士だったんです。それできっとAはあのドラ息子に唆されたんです。“積年の恨みを晴らせ。憎い母親を困らせろ”とでも囁かれて」

「やめて＿＿＿ 」

晶「そりゃあ私の事が憎いでしょう。だって…」

「それ以上言うな＿＿＿ 」





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昌「家の為だと言って、吉原に売られたのですから」

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