百八拾、母と妹とそれから私 ページ30
Aside
近「いやぁ、Aのお母様だったんですね!わざわざ御足労頂いて!」
女「いえいえ!勝手にお邪魔してしまってご迷惑じゃありません?」
近「そんなことないですよ!なあA!」
「………」
その後母達二人と、私、近藤さん、土方さんは客間で歓談
なんで、ここが
「…来るなら連絡くらい入れてくれればいいのに」
女「あら、そんなことしたら貴女恥ずかしがって
「っ…」
強調しながら私の顔をニヤリと見やってくる
当然だ
こんな奴らに会いたくは無かった
まず、再会することになるとすら思ってもなかった
「ところで…母上の隣は誰なんですか」
近「お前の妹じゃねえのか?」
「知りませんよ…初めて会いました」
神楽より少し年上のような、そんな年頃の女の子
終始ニコニコとこっちを見ているけど、愛想笑いなんて出来ない私は気まずくて目をそらしてばかりいる
と、母上が笑い出した
女「ああ、ごめんなさいね、貴女達が初めて顔合わせたの忘れてたわ!」
まずは自己紹介ね、と横の女の子の背中を押す
女「私は“日西
女「初めまして、
「…妹」
嘘
私には妹なんていなかった
父上と母上と兄上と私の四人家族だったじゃない
それに何…“日西”って
土方さんと近藤さんも言葉にはしないものの、妹の顔知らないのかとでも言いたげな顔付き
すると、また母上は口を開いた
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作者名:ユコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時:2018年3月27日 3時