百八拾九、本末転倒 ページ39
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その後もたびたび隊士達が襲われた
浪人のような姿をしていたことから、奴等は攘夷志士である可能性が高い
ただ、誰もが重傷の状態ではあるもののまだ一度も死人は出ていない
いつも急所を避けているように思うのだが、これは、
土「わざと、だろうな」
「そうね」
土方さんは会議でそう言い切る
沖「恐らく過激派だろうが、確信できる人物が一人も居ない以上、どの派閥なのか特定することは難しいですぜ。どうするんで?」
土「それを考えるためにこうやって重役会議してるんだろ」
「危険なことが起こらないためのパトロールなのに、パトロールする側が危険な目に遭うなんて、本末転倒ね」
土「パトカーに乗ってても襲われるし、大人数で江戸の街を歩き回るわけにも行かねぇ………手詰まりだな」
その場にいる全員がうーん、と頭を抱える
「………そういえば、重役は誰も襲われてないのね」
沖「俺らに勝てる自信無いんですよ、きっと」
「私達に手は出せないのに、真選組は恨んでる…」
中途半端な奴ら
近「少し情けないが、暫くは私服警備にしてみるか。被害に遭ってんのは隊士ばっかりで市民が襲われてることもないみてえだし」
隊長「…屈辱感」
誰かがポロッと零したその言葉は少なからずみんなが感じていたようで、ただでさえ重かった空気がピリつく
敵は誰
目的は何
トドメを刺さないのは、何故
…嫌なやり口だ
そのまま会議は解散になり、ぞろぞろとみんなが部屋を出る中、考え事をしていた私と土方さんだけがその場に残っていた
土「…どう思う」
「何が?」
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数話飛ばしてましたあああああごめんなさいごめんなさいごめんなさい見なかったことにしてください!!!!!
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作者名:ユコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oorsayui/
作成日時:2018年3月27日 3時