第129話 ページ4
少々の沈黙の後、父さんはやっと口を開いた。
父「いいだろう。必ず守れ。」
「・・・」
私はその言葉を無視して、お店の中に戻った。
直「・・・」
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次の日、私は愛奈を呼び出し言った。
あ「お父さんに見つかった?それ、本当?」
「うん、昨日。それで、私が帰らなきゃすとぷりが・・・」
あ「・・・」
愛奈は黙った。そりゃそうだ、愛奈もすとぷりが大好きなのだから。
「だから、私は戻る。皆を置いてって。」
あ「嫌だ、だめだよ、そんなの。」
愛奈が、涙交じりに言った。
「でもね、愛奈。守られてばっかは嫌なんだ。」
あ「・・・」
私も泣いた。これは、決まっていたのかもしれない。
「運命だから、しょうがないんだよ。」
あ「残酷な運命だね。」
「そうだね、神様はこんなにもひどかったらしい。」
私は、カバンの中から手紙を一通取り出した。
「これを、私がいなくいなったあと、皆に渡して欲しい。」
あ「分かった。私、信じてるからね。いつか、ちゃんと私たちの元に戻ってきてくれるって。」
「うん。ありがとう。愛奈、私と出会ってくれてありがとう。」
あ「うん。」
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瑞樹チロル(プロフ) - 莉咲さん» ありがとうございます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
莉咲 - 最期すっっごく泣きました!ありがとうございました。 (2019年8月19日 17時) (レス) id: 9a4197b886 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - ぷりんちゃんさん» いえいえ、こちらこそ読んでいただきありがとうございます。 (2019年8月10日 20時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんちゃん - 泣いたw←すごい楽しかったです!ありがとですw (2019年8月10日 14時) (レス) id: 51981cd5ed (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - はるかさん» 新作のお気に入り登録ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作成日時:2019年7月22日 15時