さとみ君の好きな人 パート３

第１１８話 ページ43

その後、歌う曲を決めた。

　 ラブソングの王道(と、作者が勝手に思っているだけです)のハニワから

　 おじゃま虫、悪役にキスシーン等々。私が書いたオリジナル曲も含め、色々な曲を入れた。

　「楽しみだね。」

さ「そうだな。」

　 思えば、誰かとライブするの初めてだなぁ。

　 今度、ライブ用の服買わなきゃ。

　 まぁ、私の運が悪かったらこれが最後のライブなんだけどねｗ

　 見つかんなきゃいいんだけど。そもそも、ネットになんか興味ないか。

　「・・・」

　 頭の中に今までの色々な思い出が浮かんでくる。

さ「聖・・・」

　 突然、さとみが抱きしめてきた。結構抱きしめる力強いな。

　「どうしたの？突然。」

さ「何か、聖が消えそうな感じがした。」

　「・・・」

　 消えそう、か。消えちゃうかもね。

さ「俺から離れないで。」

　「どうしたの？今日は甘えたさん？」

さ「違うけど・・・」

　 私の肩に頭をぐりぐりしてくる。

　「大丈夫、いつでもにいるから。」

さ「本当？」

　「本当。」

　 今から消えるみたいじゃんｗｗ

さ「愛してる。」

　「私も愛してる。」

　 さとみは私の顔を見て、唇に優しいキスを落とした。

さ「寝ようか。」

　 さとみはいつもの優しい笑顔で言った。

　「そうだね。」

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