第4話 ページ6
「じゃあ、これでいいですか?」
「はい・・・」
紫陽花さんはさっきから俺の顔を見てくれない。
これも異性恐怖症の特徴なのだろうか?
「そういえば、紫陽花さんって何歳なんですか?」
「・・・」
やばい、この質問はだめだったか?
俺は慌てて訂正する。
「すみません、こんな質問。」
「い、いえ、大丈夫です・・・今年で24歳です・・・」
「じゃあ、年下だ。」
「・・・」
「紫陽花さん?」
やっぱり駄目だったのだろうか?
大丈夫だろうか?
紫陽花さんは黙ったままだった。
「あの、紫陽花さん、嫌だったら言ってください。」
「・・・頼みたい事があるんです・・・」
「頼みたい事、ですか?」
紫陽花さんは黙ってうなずいた。
出来る事ならしてあげたい。
「一緒に、恐怖症を治して欲しいんです・・・」
「俺とですか?」
「その、すぐに治るってわけじゃないんです。
少しずつ男性との接触に慣れていくっていう感じにしたいので・・・
長くなると思うんです。桃瀬さんは、忙しいと思います。
けど、桃瀬さんは大丈夫なような気がして。
葉月ちゃんもそう思ったから、二人にしたんだと思います。」
俺はそれだけ信じられているってことで受けとめてもいいのだろうか。
「分かりました。手伝わせて下さい。」
「ホントですか?ありがとうございます。」
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苺花🍓 - 読ませていただきました。いつまでも応援と待ち続けます。 (2021年12月29日 23時) (レス) @page29 id: 2de71fb3a2 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - 自分のペースで頑張ってください!!投稿復帰待ってます! (2021年8月14日 16時) (レス) id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪夢主ちゃんがいつか異性恐怖症が治ってすとぷりメンバーとわちゃわちゃ出来るのを楽しみにしてます(* ´ ▽ ` *)ノこれからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ノ (2021年5月14日 20時) (レス) id: b90b10892b (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 自分のペースで頑張ってください!!応援しとりますから!!!!! (2021年1月17日 0時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - チロル様頑張って下さいお体に気を付けてご無理はなさらぬように(*´`)ずっと見てられるし大好きです私たちはいつまでも待ち続けます!自分のペースで頑張ってください! (2020年6月12日 22時) (レス) id: b8edf647a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑞樹チロル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oomizufami1/)
作成日時:2019年9月24日 16時