ナルト疾風伝〜うちはの強眼少女の里への愛〜3

百九話 ページ14

[ナルト] お前みたいな馬鹿はずっと泣いてろ!泣き虫やろうが!!!!


[イナリ] うっ......グズッ.....俺、海見てくる。



バタンッ!


[ツナミ] いつも、すみませんね。


[カカシ] いや。あれほど辛い体験を幼い頃にしたんですから...


[サクラ] ナルト!!言い過ぎよ!


[ナルト] ふんっ!


カタ カタ カタ


[サクラ] ちょっとナルト!どこに行くの!!


[A] ちょっとイナリ君の所に行ってくる。


[カカシ] ん。頼むよ。



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ギィィィ


バタンッ!


[イナリ] 何だよ?お前も俺を泣き虫扱いしに来たのかよ!


[A] 違う...話を少し聞いて。


[イナリ] ...


[A] ナルトは別に、イナリ君の事を責めてる訳じゃないんだよ。


[イナリ] じゃあ、何であんなこと!!


[A] ナルトも一緒だから。


[イナリ] 一緒?...


[A] うん。ナルトも...っていうか、ナルトの親はナルトが生まれて直ぐにﾀﾋんじゃったの...


[イナリ] 直ぐに?


[A] うん。ナルトはね、イナリ君と同じ。だから、あの言葉も自分に言い聞かせて来たんだよ。


[イナリ] 同じ...


[A] イナリ君の気持ち分からなくもないよ。


[イナリ] 何で、お前が言えるんだよ!そんな事...辛いってどんな事か知ってんのかよ!!

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