通知71 ページ25
忠「あぁ…先輩。3年生ですばるくんたちと同じクラスやねん。
この間祭り行こうって誘われたんやけど、あまり面識もなかったし…
行くならAちゃんとがええなって…思った矢先にあの電話やったから…」
あ「だから…そういうのあまり簡単に言ったらだめだよ。他の子なら勘違いしちゃうから」
自惚れないように、自分にブレーキをかけるために言ったつもりだった。
それなのに…。
忠「…前にも言ったけど、俺別に誰にでもこんなこと言ってるわけちゃうよ」
なんて真っすぐ言われたら、どんどん深みにはまっていっちゃうからダメなんだってば…。
忠「だぁーっ！もうっ！！分かった！
Aちゃんにはストレートに言わんと伝わらんもんな…引いても知らんで？」
あ「え？」
引くって…どういうこと…？？
忠「朝起きてからも、登校中も、授業中も、
他の奴と居っても、部活中も、下校中も、寝る時も…
なんなら夢の中でもずーーっとAちゃんのこと考えてんねん」
あ「…………え、ほんとに？」
忠「ほらやっぱ軽く引いてる！？
あぁー…やっぱり言わんかったら良かったかな…失敗した…」
威勢が良かったと思ったら、今度は頭を抱えて丸くなる大熊くん。
相変わらずテンションがコロコロと変わる人だなぁ…(笑)
あ「なんかよく分かんないけど…私も大熊くんと一緒だよ」
忠「えっ？」
あ「私もずっと大熊くんのこと考えちゃってる」
気が付いたらいつも私の頭の中は大熊くんで溢れてる。
忠「…なぁ、もしかしてAちゃんって…俺のこと好き？」
その言葉に固まる私と、返事を待つ大熊くん。
二人の間に静かな空気がただ流れる。
私は喉元まで出かかった言葉が、何かにつっかえて上手く出てこない。
それを言ってしまったら、この関係が終わってしまうんじゃないかなんて…。
でも次に口を開いたのは質問に答えるべきの私じゃなく、大熊くんだった。
忠「……俺は、好きやで。Aちゃんのこと」
時が、止まった気がした。
あ「それは………友達として…？」
声が震える。
そして手も。
重なっている大熊くんの手が、ギュッと私の手を握る。
忠「ちゃうよ、一人の女の子として」
彼から、目が離せない。
そして…、
忠「…Aちゃんが、好きです」
息ができない。
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
