通知48 ページ1
ユ「それで、Aは？櫻井と大倉くんと向き合えたの？」
あ「…向き合おうとした、けど…」
ユ「頭が追い付いてない？」
あ「うん…」
ユ「考えすぎて熱出すなんて、Aらしいけどさ(笑)」
ベッド脇の椅子から立ち上がったユイは、
「今は取りあえずゆっくり休みな」と、毛布を掛けなおしてくれた。
ユ「櫻井かぁ〜…確かに中学の頃は分かりやすかったけど、まさかまだ好きだったとは」
あ「…え？どういうこと？」
ユ「どうもなにも、結構有名だったよ？櫻井がAを好きだって」
あ「何それ！！知らない！！」
ユ「知らないんじゃなくて、気付かなかっただけ」
まさかそんな話が学校中でされてたとは…今更だけど恥ずかしい…。
ユ「それにしても、大倉くんもなかなか手こずってるねぇ〜」
あ「ねえ、なんで怒ってたと思う？」
ユ「そりゃあー…」
章「A！！大丈夫かぁ！？」
あ「え、お兄ちゃん？」
突然ドアが開いたと思ったら、入ってきたのは紛れもなくうちのシスコン兄だった。
章「あれっ？なんや、思ったより大丈夫そうやん…でも顔赤いなぁ、風邪か？熱は？」
あ「…なんでここに？」
章「急におかんから電話来たんやもん、
Aの学校からAが倒れたって連絡あったから迎えに行ってやってくれって。
それだけ聞いたから何事かと思って慌てて…」
そこで改めてユイがいることに気付いたのか、お兄ちゃんは急に背筋を伸ばした。
章「あ、もしかして君がユイちゃん？？」
ユ「え、あ、はい…」
章「いつもAがお世話になって…」
ユ「いえいえそんな！私の方こそいつも仲良くしてもらって…」
章「ずっと診ててくれたん？」
ユ「ずっとって言っても、休み時間だけですけど…」
章「ほんま、ありがとう」
その後は、ユイに見送られてお兄ちゃんと二人でタクシーで家に帰った。
車の揺れがちょっと気持ち悪くて、お兄ちゃんの肩に頭を預けた。
あ「お兄ちゃん、学校は？？」
章「ちゃんと先生に言って来たで。抜けだしたりしてへんから大丈夫やって」
いや…心配してるのはそこじゃないんだけど…。
あ「皆勤賞狙ってなかった？？」
章「ええねん別に、だっておかん仕事抜けられへんし、お前より大事なことなんかあらへん」
あ「…うわ、今ちょっとキュンとしちゃった」
章「え、やったぁ♪」
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安定の安田兄妹ですね。
私も兄が欲しかった…。
あおきりん。
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あおきりん(プロフ) - 雷斗さん» コメントありがとうございます！おぉ！嬉しいお言葉ありがとうございます！男性の読者様にも楽しんで頂けているとは思いませんでした…嬉しいです、これからも頑張りますね♪ (2017年12月16日 20時) (
レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします♪ (2017年12月16日 20時) (レス) id: c8914de1ee (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 僕は男子なんですけど、楽しく見させてもらってます！続編待ってます！体に気を付けて、これからも頑張ってください！ (2017年12月16日 19時) (レス) id: 3d539c4143 (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 続編も楽しみにして待っています。これからも更新頑張ってください。(￣ー￣ゞ−☆ (2017年12月16日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あおきりん(プロフ) - じゅなさん» ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しいです( ;∀;) (2017年12月15日 9時) (レス) id: 3be643d958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2017年12月2日 23時
