青葉城西、新人マネージャー入ったってよ 3 【ハイキュー】

マネージャー 134 ページ36

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『 白布くんてさー 、影薄いよねー 』

白「 お前に比べればね 」

ドッオオオオン

『 でも 性格濃いよね 』

白「 お前には負けるけどね 」

ﾊﾞｱｱｱｱｯﾝ

淡々と続く私達の会話を遮るように 、ウシワカ様のスパイクが爆音で轟く 。

雷みたい！




松「 あいつらの会話何 」

天「 てか Aちゃん 、一切 賢二郎のところ見ないじゃん 」

瀬「 見ずに正確なパス出せるとか NBA選手かよ 」

花「 ウシワカ好きさに 、才能開花させた的な？ 」


いつのまにか近くに来てた 、花巻先輩達の会話も聞こえてくるくらいに脳は冷静だけど 、目線はウシワカ様にしか向かない 。



『 ヤバイっ！ボールがない 』

牛「 そうか 、じゃあ拾って 」
『 私拾います！』

牛「・・・・」


気がつけば ボール籠が空になって 、ネットを潜ろうとする ウシワカ様を阻止して 、私が反対側のコートに行く 。

ウシワカ様に そんな手間をかけさせるわけにはいかない！



『 白布くん 』

白「 はぁ 」

ため息混じりに 、籠の近くに立って私が転がすボールをカゴに入れていく 白布くん 。


牛「 ・・・・ 」



天「 若利くんを黙らすなんてすごいネ 」

大「 ああ 。困ってるな 」

花「 どこが？！いつも無口じゃね？ 」

ワイワイ煩い 青城と白鳥沢の三年生組 。



もう一回戻って 白布くんにパスを出すと 、黒い影が反対側のネット付近に現れて 、ウシワカ様のタイミングに合わせて 飛んだ 。




バッチィィイン と 、痛い音が鳴ったと同時に 「 いってぇ 」と 叫ぶ 黒尾さん 。


何してんのあの人 。




すぐ隣のコートで 梟の人たちと 練習していたはずなのに 。

チラリと 、目をやれば 、涙目でピースしてきた 。



黒「 止めてやった 」


花「 勝ったやつのツラではないな 」

私の隣にいつの間にか立ってる花巻先輩 。

日「 黒尾さん カッケェエエエ！！俺も！俺も！」

と 、ぞろぞろと隣のコートからやってくる 面々 。



月「 ・・ 」

『 何あの子 、不満そうなのに 、ちゃんと翔陽の隣に立ってるんだけど 』

笑って指差せば 、睨まれて 、彼の代わりに花巻先輩に指を指さないと怒られる 。

だって！


黒「 そーそー 。もうやめてあげて 。思春期なの 」


対して歳変わらんやん 。とか 思ったけど 、この部活 、謎に三年生の貫禄あるからそんな事言えない 。

すごい 、色素薄い系ノッポに睨まれてますけどね 、黒尾さん 。



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