・ ページ13
.
電車が来るまで、あと10分
お互い一言も喋らずにいるには長すぎる時間
なにか話題はないかと考えた末に
思いついたことは
『 あ、あの！！ 』
涼「 ！...ん？ 」
『 ....なんで、、私なんかに 』
涼「 ....告白？ 」
小さく頷くと同時に体温が上昇する
自分から聞くとか有り得ないし、
普通に引かれそうで不安になる
でも橋本くんは、ホームの向こう側を
見つめながら 真剣に答えてくれた
涼「 ... 俺、もともと地毛明るくて、
制服もほんの少し着崩してたら
中学んときからヤンキーだの遊んでるだの
まわりからこそこそ言われてきてさ
外見だけで噂するとかまじゴミだな〜とか
思ってたんだよ
でも、坂下さんと同じクラスだったとき
たまたま話してるの聞いちゃって...
" 見た目で決めつけるって良くないよ "
" 例えば、橋本くんだって中身は普通かもしれないし "
って。
俺のこと外見だけで言わなかったの
坂下さんだけだったから。 」
そう言って私の方を見る彼は
見たこともないくらい優しい笑顔だった
『 ......そ、うだったんだ、、 』
涼「 うん... まぁ、覚えてないだろうけど、 」
また ふふっ、と軽く笑う
確かに言ったことは全く覚えてない
でも、今でも同じことが言える
『 ...橋本くん、ほんとは優しいんだよ、 』
涼「 ........ え、？ 」
『 あっ、ごめんこんな恥ずかしいこと...！ 』
無意識に口から出た本音
橋本くんの頬が赤くなっていくのを見て
自分の頬までどんどん赤くなる
涼「 ..... あ、電車来た 」
『 ... そうだね 』
あっという間に10分間が終わった
熱くて仕方ない今の私たちにとって、
冷房が効きすぎた車内は
ちょうどいいみたい
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1535人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴよっ子(プロフ) - K i r aさん» 有難うございます！！これからも是非楽しみにしていてください(；；) (2019年8月24日 23時) (
レス) id: a10227e85a (このIDを非表示/違反報告)
K i r a(プロフ) - とてもいい作品だと思います！応援してます(*^^*) (2019年8月24日 9時) (レス) id: eda5b4aeb3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよっ子(プロフ) - しおりさん» コメント有難うございます！そこまで愛読してくださっている方がいらっしゃったなんて…(；；) 出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2019年8月23日 20時) (レス) id: a10227e85a (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回毎回ものすごく楽しみで授業中勝手に先を予想して妄想しております笑笑 (2019年8月23日 19時) (レス) id: 3736e3d2cb (このIDを非表示/違反報告)
ぴよっ子(プロフ) - あんずさん» えええまさかあの憧れのあんずさんが褒めてくださるなんて…！！有難うございます(；；)！！ (2019年8月13日 2時) (レス) id: a10227e85a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴよっ子 | 作成日時：2019年8月2日 10時
