金髪オオカミ男子

▽キャンプ ページ15

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『 タオル持った、学生証持った、、 ... 』







予定の電車まであと10分



運悪く寝坊した私は

慌てて最終確認をする









蒼弥「 あれ、姉ちゃん今日からだっけ 」


『 そうだよ、.... 良い子にしててね！？ 』


蒼弥「 言われなくても良い子ですから？ 」







私よりも出る時間が遅い

二人暮らしの弟の蒼弥




なんだかんだ出来る子で、

いっつも頼ってばっかりだから







『 行ってる間はしっかり休んでね、 』


蒼弥「 姉ちゃんが怪我しねぇか心配だわ 」


『 いやいや、もう高2だから！ 』


蒼弥「 ほんとかよ 」






『 じゃあ、行ってくるね！！ 』


蒼弥「 おう、楽しんできてね 」










今日からキャンプ合宿




.....告白の返事をしないまま、

ついに合宿がきてしまった





同じ班とか気まづすぎじゃん、、、










『 あぁぁ.....！！！っ、 せーふ 』







なんとかギリギリ電車に乗り込む



朝の電車は人が多くて、

自分の大きな荷物が邪魔で仕方がない








なんとか重い荷物を持って学校へ行くと


既に何人かが荷物を置いて戯れていた









里花「 あ！Aおはよう〜！！ 」


『 おはよう！ 』





里花「 やばいね、キャンプじゃん... 」


『 なに緊張してる？ 』


里花「 いやAが怪我しないか心配なの！ 」


『 え、それ弟にも言われた... 』







私そんなに心配されるような人じゃ...？




たしかにつまずいたり、ひっかかることは

あるかもしれないけど.....




でもそんなに心配されるほど、、









里花「 えっ、！！！A！！！ 」


『 ......... へ、？、、どしたの 』





里花「 あいつが！！......橋本が！！！ 」




『 はっ、しもとくん、が....なに？ 』








里花が指差す方を見てみると


あまりの衝撃さに鞄を落としてしまった















里花「 あいつ、いつから黒髪なったっけ！？ 」









彼の髪が、真っ黒に染まっていたのだ








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