金髪オオカミ男子

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涼「 .....はよ、 」


『 ......おはよう、、 』







目の前にいるのは確かに橋本くんで、

でも昨日の彼とはまるで違う




彼のトレードマークでもあった金色の髪が

一夜でこんなに変わるなんて...







『 ...いつ染めたの、？ 』


涼「 ....昨日家帰って、、それから？ 」


『 そ、そっか、、..... 』







髪色が暗くなっただけで

一気に大人な雰囲気になった橋本くん






もともと顔は整ってたけど、金髪だったから

なんとなく避けられてたのに...







「 え、待ってあれ橋本...！？ 」


「 やばい、、タイプかも、、、 」







黒髪になったからか、まわりの女子が

キャーキャー騒ぎ出した







里花「 なんだ黒にしたらイケメンじゃん 」


『 ......だね、 』


里花「 ま、私はあの女子たちが気に食わないけど！！！ 」







" 手のひら返しで騒ぐとか有り得ない "


なんて言いながら女子たちを睨みつけている






今回ばかりは私も里花に同意。









涼「 なんで騒がれてんだろ... やっぱ変かな 」


『 いやいや、！！そっちの方が... 』







" ずっとかっこいいよ "




そう言おうとして、飲み込んだ









もう一度確認するけど、


私は橋本くんに好意があるわけではない




ただ、みんなに橋本くんの本当の良さを

知ってほしいし仲良くなってほしい






告白の返事すらしてないのに、


誤解するようなこと言ったら

彼に迷惑を掛けてしまうから。







『 ..... 良いんじゃない、？ 』


涼「 そうかな... 」


『 うん、 』







だから結果的に素っ気なくなってしまう



ほんとのこと言いたいのに、、









モヤモヤが収まらないまま、

私はキャンプ合宿へ行くことになった







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