第八夜 ページ11
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乱「災難だったねえ」
社に入ってくるやいなや、乱歩さんが云った。誰に向けては云ってないが、おそらく乱歩さんはなんでもお見通しなのだ。
『ええ…もうこりごりですよ…』
あいつら顔はいいから他の女性たちは喜ぶだろうが、私は何しろ恋心という物が無いので、何故ときめかないのか問われても何も感じないからとしか云いようが無い。
太宰にあんなことを云った(書いた？)が、なんだかこんがらがってしまって自分が何をしたいのか…。
乱「…君には分からないかもしれないけどね…。報われない恋というものほど焦ったくて悲しい物は無いのさ」
『は、はぁ…』
わ、分からん…。
敦「あ！時雨さん！聞きましたよ！大丈夫ですか？！」
『あ、あはは…大丈夫』
敦君がびっくりマークを連発しながらかけてきた。まさか後輩にまで心配されるとは…。というかどこで掴んだんだその情報。
敦「ナオミさんから…」
心を読むな。
ん…ナオミちゃんからっていうことは、あいつも…。
谷「当然ですよ！」
どっから出てきたお前。地味にびっくりしたわ。
『いや…そんな大事じゃ…』
与「大事も大事さ」
カツン…とヒールの音を響かせて、与謝野さんが医務室から出てきた。
与「あんた…事の重大さを分かってないね。監 禁されてそれも解決しないで、太宰が居なくなり、ポートマフィアの幹部に口づけされるときた。…嫌な予感しかしないじゃないか」
敦「そうですよ！太宰さん、あれからずっと来てないし…なんか、変なものも送られてきてて…」
『変な、物…？』
何だそれは。
谷「…バラです」
奥から、谷崎がバラを持ってくる。それは…。
『黒い、バラ…』
黒いバラなんて、初めて見た。そんな感想は吹っ飛んでしまった。何故かというと、だって…その花言葉は…。
．
．
ー黒いバラー
花言葉＿＿＿＿＿＿＿＿＿【貴方はあくまで私のもの】、【決して滅びることのない愛、永遠の愛】
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花吹雪 - ブホォォォwww面白いです!応援してます！ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクありがとうございました(。・ｘ・)ゞ♪ 遅くなってごめんなさい（つд；*) (2020年2月29日 15時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年1月19日 22時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい (2020年1月2日 23時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リクエスト良いですか(*^□^*) 中也様(１５) と中也様(１６)お願いします(*^□^*) (2019年12月27日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五星暁。 | 作成日時：2019年9月17日 2時
