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「善逸さん立って!!」


「はあああ!!膝にきてる。恐怖が八割膝に!!おおおお俺のことは置いて行け逃げるんだ」


「そんなことできないっ」


『っ、』




私は申し訳ないと思いつつ、我妻さんの手を振り払って刀の柄をしっかりと握って、抜刀した。
キラリと輝く花緑青に、綺麗ねと笑ってくれた蜜璃さんの顔が思い浮かぶ。天使。




『“彩の呼吸 参ノ型”』




ぐっと刀を握った時、我妻さんの声が聞こえた。

__Aちゃん、守らせてよ。




『……“壱ノ型 瑠璃の湖上”』




私は敢えて鬼の頬をかすり傷程度に斬りつけ、そのまま鬼の背後へと行く。が、続けて攻撃はしない。

何かあった時のために刀は出したまま、正一君を守るように立った我妻さんを見つめた。




「__“雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃”」




我妻さんは目に見えない速さで鬼の頸を斬り、私の横に着地をする。
私の元へ来た時には刀は鞘の中にしまっていて、私は思わず、ほらやっぱり、と目を瞑る彼の横顔に笑いかけた。


……貴方は強いじゃないですか、我妻さん。



鬼の頭がゴトンと地面に落ちると、眠りから覚めたように「んがっ」と我妻さんが意識を取り戻し、足元に転がる頭を見てその場に飛び上がる。

そして此方を見たかと思えば、なりふり構わず抱きついてきた。




「ありがとう助かったよ〜!!守るって言ったのに守れなくてごめんよォーッ」


『あ、我妻、さん。』


「ん…?あ゙ぁぁぁぁッごめんね!!つい!!下心は無い!!ごめんなさい柔らかかった!!」


『(……この人謝ってるクセに反省はしてないな)』

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そあ Free sky - 私は現実で愛されていないからですかね?愛されている夢主を見て泣いてしまいました。頑張ってください! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4b25111a5e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - 富岡…?恐らく冨岡では…?偉そうにすみません… (2019年10月3日 23時) (レス) id: 7c2b7aa7df (このIDを非表示/違反報告)
まっち - 続編おめでとうございます!本当に面白いと思いました。これからも頑張ってください!応援してます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: d74e1015ce (このIDを非表示/違反報告)
銀炉(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございます!7話がなくて話が抜けてますよ!更新楽しみに待ってます! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c268784eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2019年9月21日 23時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2019年9月21日 23時

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