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三人で辿り着いた先にあったのは、山の中にある古びた屋敷だった。
玄関だけ人ひとり入れる分開かれており、それ以外の窓は全て締め切られているので、鬼が昼夜問わず動けるようにしてあるのが分かる。


竈門くんは、すんっと鼻をすすった。




「血の匂いがするな……でもこの匂いは、」


「えっ?何か匂いする?」


「ちょっと今まで嗅いだことがない」


「それより何か音しないか?あとやっぱり俺達共同で仕事するのかな」


『音はしないし匂いもわからないけど、家の中から気配はします』


「音?気配?」




我妻さんと私の言葉に竈門さんは軽く首を傾げる。私も彼と同じように首を傾げさせてもらって、バラバラだなぁ、と内心考えた。

竈門さんの言う匂いなんてしないし、我妻さんの言う音なんて聴こえない。恐らく彼等も、私の言っている気配的な何かはちっとも感じてない。


個性豊かでもあるが、特性が豊かなメンバーでもある。




『(それにしても、さっきから感じる視線は何だろうか)』




私はそっと其方を伺うように見ると、女の子を抱きしめるようにしていた男の子と目が合い、更にそれに気付いた竈門さんが「こんな所で何してるんだ?」と二人に近付いた。

だが二人は近付いた竈門さんから、離れように一歩下がる。相当怯えているようで、震えもあった。


竈門さんは子供達にそれ以上近付かず、その場にしゃがみこむと、我妻さんのチュン太朗を使って、手乗り雀だ!と芸を見せる。


どうしよう、少年の優しさに泣きそう。

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そあ Free sky - 私は現実で愛されていないからですかね?愛されている夢主を見て泣いてしまいました。頑張ってください! (2019年10月6日 21時) (レス) id: 4b25111a5e (このIDを非表示/違反報告)
名無しの刃 - 富岡…?恐らく冨岡では…?偉そうにすみません… (2019年10月3日 23時) (レス) id: 7c2b7aa7df (このIDを非表示/違反報告)
まっち - 続編おめでとうございます!本当に面白いと思いました。これからも頑張ってください!応援してます。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: d74e1015ce (このIDを非表示/違反報告)
銀炉(プロフ) - 初コメ失礼します、続編おめでとうございます!7話がなくて話が抜けてますよ!更新楽しみに待ってます! (2019年9月22日 13時) (レス) id: c268784eb7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新頑張ってください! (2019年9月21日 23時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-naki- | 作成日時:2019年9月21日 23時

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